結果を出す手技療法のパイオニア

股関節の痛みを改善したら出産で経験した腰痛を感じ始めた50代女性

現在の股関節の痛みの大本の原因が出産にあった症例です。

産後矯正は不要なので、整体師に騙されないようにして下さい!人の不安を煽り必要だと宣伝するのはダメです。

初検時の症状

肩関節炎(五十肩初期)、腰椎椎間板ヘルニア(腰椎3/4,4/5番の2箇所)、耳めまい(耳石症)、股関節痛(内側に捻ると痛い)です。

体中痛い状態ですが、命を生む女性は強いです。男性は痛みに弱いので、痛み止めを飲みまくっているか手術されていると思います笑

後で言われましたが、こんなに良くなるとは思ってなかったそうです。

施術は脊椎矯正、針灸、刺絡になります。

脊椎矯正を行えば股関節の症状は必ず変化するのですが、患者さんは改善しませんでした。あれれ?

これは既に仙腸関節や腰仙関節の動き自体が低下している証拠です。悪い状態で固まっているのです。周辺の靱帯などの柔軟性を回復させないと改善しません。腰椎椎間板ヘルニアとは関係ありません。

針灸や刺絡の出番です。5.6回施術し最大の悩みであった股関節の痛みが劇的に改善しました。耳石症から来るめまいの前駆症状も無くなったのでひと安心です。

ところが患者さんが「出産時にあった腰の痛みが再び出て来たんです!」と。伺うと、初産の時に腰痛があり色々施術を受けたそうなのですが治らずそのままにして、時期が来て痛みを忘れたそうです。

その痛みが再び出てきたのです。

施術は身体のアク取り

施術も料理と一緒で、アクと言う症状を取り去ることなのです。

料理もアクを取り過ぎるうま味も無くなるように、身体もやり過ぎると効果が出ません。その辺りの弦の弾き方、弓の引き方が腕の善し悪しになります。

ようやく股関節の痛みの原因が分かりました。股関節と反対側の仙腸関節の痛みが原因だったのです。

これで長年の症状も全て解消する道が開けました。

座位や立位の重力のかかり方も考慮して行うようになりますが、腕の見せ所です。

患者さんのあきらめずに通院してもらうことが、色々な症状を解消するカギであることは間違いありません。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。