医者のハシゴをする年齢です。仕方無いです。日本の皆保険制度に感謝です!
各科の診察で、うつ・緑内障・頻尿・膝関節炎・難聴・不眠の診断が付いています。
他府県在住のお子さんが帰省されたときに、ご一緒に来院されました。
ご希望
症状を少しでも和らげて楽にさせたいとの希望です。そして、お薬も減らしたいと。
孝行なお子さんで、滝がお酒になる養老の滝伝説を思い出します。
月に1.2回の通院になりますが、それでも効果を出す施術法を考えます。
症状
くる病(骨軟化症)の既往があるので関節自体の変形があります。くる病を拝見するのは2例目です。
第2の生命力の源である胃腸の状態を活発にし、まず、ぐっすり寝られるようにします。
色々な精神の病の始まりは不眠からです。不眠を解消しないことになりも解説しません。
専門医には刃向かえませんが、うつの場合の東洋医学的に判断するポイントを診ましたが普通でした。本当のうつのような状態ではありませんでした。
よくよく聞きましたら、今後の事、夫を含めた将来が心配なのが強いだけでうつとは言い切れない印象です。
そして床につくと、心配事が次から次と浮かんできて寝られなくなるそうです。年齢と共にあるある現象です。
考えても仕方無いと思える人は陽性、悩む人は陰性や中性の波動を持っています。
頻尿は1時間に1回行くほどだそうです。我慢できないこともあります。漏れることもあるのでおむつををされています。
慢性の冷えと神経の緊張から来るので施術で調節すれば頻尿は解消されます。過活動膀胱のお薬もありますが、お薬が増えるので見送った方が吉です。目やうつのお薬を優先した方が良いです。
各科の医師も他科のお薬と副作用や効果が重複しないように苦労されているようです。
緑内障で開放隅角緑内障(かいほうぐうかくりょくないしょう)の診断を受け片目を手術されています。
緑内障は鍼灸が有効ですが必ず定期通院しないと改善しません。気まぐれな通院では無理です。
視力に関しては、検査の変化が出なくても見え方が良くなる症例が多いです。
眼瞼下垂もあります。これは長年眼瞼けいれんでボトックス注射を続けたためか加齢によるのか分かりません。
眼瞼下垂を補正するメガネ補助器具もあるので取り寄せ中だそうです。
クラッチグラス(眼瞼下垂の補助器具) – Google 検索
施術
高齢者には鍼灸主体の施術となります。できれば自宅でお灸をして頂きたいのですが火事の危険がありますので見送ります。
これらの施術法を使い1年以内には改善せしめるのが目標です。
患者さんの通院する気力が無くならないこと、あきらめない気持ちが続くと結果はおのずと出ます。
胃気の出納を正しくする
漢方の胃気(生命の第2発電所)の働き、出入りを良くすることにより症状は改善します。
脉も寸・関・尺を診るのでは無く、関前一分の脈のみで十分です。
高齢者は高齢者なりの東洋医学の見方があります。