自宅で測る血圧は体調管理の基本です。
この度、夜間高血圧の研究で被験者として参加することになり、1回目1週間の測定を終了しました。検査結果は、後日クリニック経由で教えて貰えます。
血圧は昼間より寝ている時が、10~20%低くなるのが正常だそうです。
今後、3500人の7年間のデータを集めるので、それまで元気でいたいです。
この研究により、たくさんの人が救われると思います。
手首で測る血圧計
通常、手首で測定する血圧計も上腕(二の腕)で測るのより正確でありません。よって自宅でも血圧測定は上腕で計測するタイプを使用するように勧められます。
今回の研究で使用される血圧計の起床時の測定は、計測時に肘の角度センサーが働き、心臓の位置と合わせると青いランプが点きます。これで正確に測定できるようです。
一番向け製品でもカフの巻き具合や肘の角度の測定を行うようです。
使用したのは、オムロン手首式血圧計 HEM-9601T(医療用)です。
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試しに測ってみたら肘の角度で正常の青ランプになったり、ダメだと異常のオレンジのランプが点灯します。これで手首の計測でも正確に計測できます。
今回使用される手首式血圧計は、就寝時の測定も上腕式と同等の測定結果が出るとの事です。
凄い時代になりました。
血圧計で驚いたこと
夜間、就寝中の測定音が全くしません。プププーとポンプの音もしません。
眠りの浅い家内も全く気にならなく眠れたそうです。私も手首を締め付けて寝るのも直ぐ慣れて熟睡していました。
就寝中の血圧が高いと
愛知県春日井市の灰本クリニック理事長の灰本元先生は、過去に夜間血圧のご研究をされています。
今回の WISDOM-Night Registry 研究には、灰本クリニック院長の灰本耕基先生が参加されています。
灰本クリニックで2023年10月末段階の260人の集計で、高血圧患者にこの機械を装着した結果、昼間の平均値(坐位で測定した早朝と寝る前を足して2で割った値)と比べて夜間血圧の平均値が上がった患者2%、下がらなかった患者は26%、下がった患者は72%だったそうです。
夜間高血圧(夜間下がらない、日中より上がる)の場合は、予後が良くないそうです。
今後、簡易な血圧計の検査で、夜間高血圧が早期に見つける事が可能になるそうです。
プレスリリース
[医学部]手首血圧計で測定した夜間血圧と心血管予後に関する研究を開始 | お知らせ | 自治医科大学
自治医科大学とオムロン ヘルスケアの共同研究講座にて、 手首式血圧計で測定した夜間血圧と心血管予後に関する研究を開始。|ニュースリリース|オムロン ヘルスケア