大好きな女優、ナタリー・ポートマンさんはお酒を止めています。
飲酒は筋肉を減らす可能性がある情報です。
こんな事は昔から言われていましたが、改めて学者先生の論文として出るとなるほどと思います。
基本的に飲酒量はゼロがいい
2018年8月Lancetの論文(Lancet. 2018;392:1015-35.)では「基本的に飲酒量はゼロがいい」と言い切っています。
マジかよー、OH!NO!と、お酒好きの人たちの阿鼻叫喚が聞こえてきます。
日本で「酒は百薬の長」と言われたのは、大昔、中国で酒税の徴収を上げるための宣伝だったのは周知の事実です。
日本も後10年を待たずにアルコールのCM宣伝は無くなるでしょう。
小生、筋肉の研究を続けて数十年。
加圧トレーニング®や加圧リハビリ®が、なぜ病気に効果があるのか、血液のpooling現象だけでは無いと思っています。
現在、関連を東洋医学から考えています。
論文
アルコール消費とサルコペニア筋リスクの測定: 英国バイオバンク研究における横断的および将来的な関連性
英イースト・アングリア大学(UEA)ノリッジ医学部教授のAilsa Welch氏らによる研究で、Calcified Tissue International に2023年5月25日掲載されました。
原文
要約
この研究では、アルコール摂取量が増加する一方、筋肉量と筋力が低下することが示されました。
男性では48グラム/日以上、女性では80グラム/日以上のアルコール摂取量がある場合、筋肉量と筋力が最も低下することがわかりました。
一方、握力がアルコール摂取量が低い場合に増加する傾向がありました。
これらの結果は、年齢、身体活動量、エネルギー摂取量、タンパク質摂取量、喫煙状態、薬剤使用、身長、更年期状態などの配慮を調整して得られました。
感想
男性では48グラム/日以上、女性では80グラム/日以上のアルコール摂取量とありますので調べました。純アルコール量です。
純アルコール量
- ビール(1缶350ml)アルコール度数5%、3缶約42g
-
ストロング系チューハイ(1缶350ml)アルコール度数9%、2缶約50.4g
- ワイン(グラス1杯120ml)アルコール度数12%、4杯約46.08g
- 日本酒(1合180ml)アルコール度数15%、2合約43.2g
- 焼酎(コップ1杯 100ml)アルコール度数25%、2杯約40g
- ウィスキー(シングル1杯30ml)アルコール度数40%、5杯約48g
女性は男性より短期のアルコール対する耐性はありますが、長期では肝障害を引き起こします。
飲酒も喫煙と一緒
飲酒もどこでかで止めなければなりません。
辛いですが、禁煙と同じなので頑張りましょう。百薬の長ではありませんから。