結果を出す手技療法のパイオニア

猫背の人は五十肩に罹りやすい 胸椎の可動性低下が一つの原因

私の家内は猫背で、背中に猫を4.5匹飼っています(笑´∀`)

以前、時間差で両肩の五十肩になりました。必死に加圧リハビリ®を行い半年で治りました。

安定期への加圧リハビリ®は抜群の効果を発揮します。

五十肩

正式には肩関節周囲炎、治るまで最大30ヶ月かかると言われます。30ヶ月は2年半です。

鑑別診断は、腱板断裂や上腕二頭筋腱部の痛みです。

五十肩 - Google 検索

日本人は巻き肩

イタリア服のバイヤーさんに聞いた話では、日本人とイタリア人ではそもそも肩の位置が違い、日本人は全員巻き肩ですよーと。

だから輸入するときに肩の位置を変えていますと言われました。狩猟民族、農耕民族の違いですね。

仕事で下を向く職業でも猫背になります。こればかりは仕方無いです。

有名な心臓外科医の先生も思いっきり猫背です。

自分で可動性が出せない

五十肩になると、胸椎の動き(副運動)があるか無いかで予後が変わります。

猫背の人は元々ここの動きが悪いので、エッチラオッチラと運動しても殆ど動きが改善しません。他の代償性の動きは良くなります。

当院では矯正法マニュピュレーションを使ったり鍼矯正を使い動きを出すようにしています。

間違われるのが「ズレているんですか?」と言われる患者さんがいますが、そうでは無く、胸椎全体の動きなのです。

他動的に改善すると、みるみる良くなる場合が多いのです。ご自身では無理筋です。

手技での矯正を試みますが、50歳前後の猫背の人は椎間関節も硬くなっている場合が多く、動かないので鍼矯正との併用になります。

見落とされるのが、肩甲下筋の動きが固着している事が多いのでそれも一気に治します。これは特殊鍼法の技が必要になります。徒手では届きません。

アレルギーが関連

私はアレルギー傾向のある人は罹りやすい印象を受けます。現代人は何らしかアレルギーがあると思われます。

これか、粘膜など色々な膜、腱、靱帯の痛みは関連していると思います。

現在、その考えに基づき施術を行っています。

自覚の有る無しにかかわらず(ここ大事)、アレルギー自体の改善を行わないと早期の改善が見込めませんが、改善する施術ができるようになってきました。

お薬やホッカイロ

腱が石灰化する場合は、耐えられない激痛や夜間痛が出るので、H2ブロッカーの服用が必須となります。

夜間痛が酷ければ、躊躇せず痛み止めの服用や、冬期間などは使い捨てカイロで患部を温めるのも必要になります。

お薬に頼りたくない患者さんも多く、当院へ来院して下さっています。漢方東洋医学でも所定の効果が出ます。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。