飛騨地方(高山市・飛騨市・下呂市・白川村)の患者さんです。
世界基準のメルクマニュアルの解説
日本ではMSDマニュアルとなります。
突発性難聴 – 19. 耳、鼻、のどの病気 – MSDマニュアル家庭版
来院までの経過
突然、片方の耳の耳鳴りがして耳が聞こえなくなりました。
ネットで調べたら突発性難聴とあり、発症後直ぐの受診が改善するかどうかの分かれ道とあり、発症後、1週間後に耳鼻科を受診しました。
ステロイド投与などの治療にて酷い症状は落ち着きました。
聴力検査で通常範囲は正常になり、後は日にちですよと言われました。
以前、感覚として耳の聞こえが凄く悪く、鍼灸が効くとあり今回の来院となりました。
施術
耳鼻科は受診されながら、当院の施術を行います。
2回の施術で聞こえは随分改善されましたが、週末多忙で月曜日に再び耳鳴りや聞こえが悪くなりました。
直ぐ耳鼻科を受診したら、蝸牛性メニエールとの診断が出ました。再発を繰り返してだんだん聞こえなくなるよーと言われ、患者さんは大変落ち込まれました。
そこで当院の施術を中止しなかったので良かったです。
蝸牛性(かぎゅうせい)メニエール病です。
メニエール病 – 19. 耳、鼻、のどの病気 – MSDマニュアル家庭版
3回目の施術から、自律神経のアンバランスを整える施術も加えたら、週末に悪化しないようになりました。
都合、7回の施術で、耳の聞こえが9割以上回復したとの事で、まだ音のする場所の特定がぼんやりしていますが、頻繁な通院は終了とします。
今後は週に1回から2週間に1回の治療になります。
考察
突発性難聴がこんなに短期間で改善する症例は珍しいです。患者さんの基礎体力かあったからでしょう。
通常は年齢×2以上は必要です。この場合は10回以上となります。
患者さんは若い時からのアレルギーがあり、漢方の内臓のバランスを取り、アレルギーへの施術を追加することにより、今まで以上に効果が出ました。
とくに耳や鼻は血管が細いので、少しの体調の変化でも影響することがあります。
中年以後、体の部位の痛みや症状が出るとそこか悪いと思いますが、やはり全身が関連しています。