結果を出す手技療法のパイオニア

母指CM関節症の60代女性(山口県) 症状が進行する前に来院 正しい自己リハビリを学んで頂きました

遠路、山口県から来院して下さいました。

お子さんが中部地方在住のため、そこへ前泊され、一泊二日の施術日程です。お子さんの運転で来院されました。

土日しか来院できない事情でしたので、土曜日昼、日曜日午前に施術を行いました。

来院までの経過

4.5年前から親指が痛くなり、3年前に整形外科を受診。両手の母指CM関節症の診断です。

他、20年以上前に両手の小指の腱鞘炎や顎関節症、それは診察後そのまま放置。

10年前には両方の股関節痛も発症しています。検査で異常なし。治療すれど改善していません。

現在は足首を捻りやすいそうなので、サポーターを装着されています。

初検の状態

母指CM関節は、まだ外見上は変形が始まっていません。幸運です。

股関節は開排運動や回旋運動で引っかかりがあります。レントゲン検査で異常の有る無しにかかわらず、第一原因は仙腸関節の動きの異常です。

巷でズレるとか言う無資格の人々がいますが困ります(笑´∀`)

顎関節症は頸椎の異常なのですが、既に歯が脱落したり咬合がズレているので、完治は無理で音の軽減は可能です。

施術

2日間にわたり、鍼施術と矯正法マニュピュレーションを行います。

自己リハビリもしっかり学んで頂きます。

結果

母指CM関節症は、2年前に当院から資料を購入され、自己リハビリを実施されおられましたが、正しい方法ではありませんでした。

なぜか、効かない方法を一生懸命やられていました。

資料には分かりやすく図面で指示していますが、静止画や非対面の限界を感じました。

今回、しっかり対面で行い、ようやく合点が行かれ、今後はグングン改善すると思われます。

顎関節症は音は少なくなりましたが、2回の施術ではここまでが限界です。通院可能なら気にならない程度まですることは可能です。

股関節の異常の原因は仙腸関節にあり、仙腸関節の動き(すき間)の矯正で正常な動きになりました。

足首は股関節の状態が安定したので様子をみて頂きます。

今後

自宅での自己リハビリをしっかり行えば母指CM関節症の痛みは解消すると思われます。

他の痛みは、地元で上手な先生を探して頂くしかありません。

効かない施術にお金を落とすのも勿体ないので、ご自宅で施術ができる安価なマイクロカレント微弱電流治療器の紹介をさせて頂きました。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。