結果を出す手技療法のパイオニア

母指CM関節症・変形性腰椎症の60代男性(千葉県) 子供の頃のケガがきっかけ 対策を提供し喜ばれました

遠方の患者さんです。千葉県からお越し下さいました。2回目の来院です。

ずっと健康でいる事は、どんな素晴らしい健康法を実践してても、とても難しいのを実感しました。

令和3年には両手の母指CM関節症と腰痛でした。コロナが収束したので来院が叶いましたが、今回は腰痛が悪化していました。

症状

母指CM関節症は進行していません。良かったです。

変形性腰椎症から来る、右そけいぶ痛(股の付け根の痛み)です。腹臥位、うつ伏せで、腰椎3.4.5番に変形が見られます。

なぜそうなった理由は、子供の頃、小学生?、右の太ももの骨を骨折し治っていますが、加齢により影響が出て来たようです。

当時の治療法を想像すると、大腿骨の軸を牽引して金属プレート固定で揃えても、若干外旋して癒合するわけです。外旋というのは足先を外側へ向けてる方向です。

そのような固定すると後々の歩行の問題が出なくなる方法です。

それは正解な方法なのですが、60を過ぎて、片足で立つ筋肉(腸脛靱帯、中殿筋など)の状態が弱くなると、どうしても骨に無理が出てきます。

古傷がきっかけ

歩く姿勢にも変化が出て来て、腰椎が歪んで来て、痛みとして出てくるわけです。

患者さんとしては痛みが急に降って湧いたように感じられるんですが、大元の原因は子供の頃にあったわけです。

古傷がきっかけに起きる症状は誰でもあります。

子供の頃、足首の捻挫や骨折で、交通事故も含めて、中高年になるとそれが原因となり、整形外科的な病気になる場合が多くみられます。

私も20歳の頃、オートバイで転倒し膝を強打したのが、50代から関節炎で出てきました。

施術

母指CM関節症は、現在、専用の鍼灸を先ず行います。頸椎6番との関連を矯正法マニピュレーションで治します。

腰部は、全身の鍼灸と、独自の矯正法マニピュレーションマニュレーションを行い、そけい部の症状は無くなりました。

古傷も改善する

歩容がお尻を振るアヒルさん歩行で腰に負荷が掛かりダメなので、足首から特に距骨の状態を安定させる方法を行い改善しました。

距腿関節と距骨下関節の安定をはかる施術を行います。

カイロプラクティックと独自矯正法の違い

患者さんは獣医師で、ダックスフントに対する鍼灸療法を行われています。現在、手術までいく症例が殆ど無くなった言われています。

ワンちゃんにも鍼は効くと知っていましたが、臨床医から直に聞くのは初めです。

ワンちゃんや猫ちゃんに対するカイロプラクティックに大変興味があり、実際どうなんですかと、ご質問がありました。

私もカイロプラクティックは深く学んでますので、カイロプラクティックと、私の独自の矯正法マニピュレーションの違いを体験してもらいつつ解説をしました。

骨盤と腰椎

パーマー系カイロプラクティックで、腰の骨をポキポキと矯正、骨盤はギュッと疑似ドロップ矯正をしまして、骨が鳴ったときは気持ち良くて治ったような気になりますが、検査では全く変化がありません。

ところが、私の仙腸関節や腰仙関節に対する矯正法マニピュレーションを行った後は、股関節の動きや可動性がすごく改善され、驚かれました。

頸椎と胸椎

次に、頚椎の矯正を行います。

パーマー系カイロプラクティックで、首の骨もポキポキと矯正をします。

そうすると、すごく爽快になり患者さんは治ったような気になりますが、可動性や他の検査をすると、実は何も変わってませんでした。

私の独自の矯正法マニピュレーションを行うと、頸椎の動きも劇的に改善し、患者さんは痛くもなんともないのに、何でですかと質問されます。

こんなふうにして学んでいただきましたが、私も何年かぶりに、クラシックなカイロプラクティック行い楽しかったです。

また現在提供している矯正法マニピュレーションも間違いないと、改めて確認することができました。

ポキポキ矯正もマッサージと同じで好きな人は止められませんね。

感想

患者さんは、長年の体調がおかしい原因が判明したので、年に2回ほど来院するように段取りしたいと言われました。

治療施術はリモートが実現しませんので、来院されるのたいへんですが、しっかり応えたいと思います。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。