春は頭痛の患者さんが多いです
立春を過ぎて気候が不安定になる時期です。女性の方は頭痛が出る人が多いようです。
検査で異常が無い頭痛や肩こりは、脳の副神経の反射異常だと考えています。だから揉んでも揉んでも治らないのです。
副神経(第11脳神経)は僧帽筋(肩の筋肉)と胸鎖乳突筋(首の前側の筋肉)を支配します。
脳神経の支配ですから、悩みや苦しみがあっても肩がこります。
60代の患者さん
俗に言う神経痛持ちの人です。中高年の女性には多いです。
先月、歩けないほどの坐骨神経痛で来院されましたが、それは鍼灸を施し治りました。
数日不眠が続き頭痛がするそうです。睡眠薬は処方されていますが、なるべく飲まなくて良くしたいとの希望です。
患者さんの頭痛は大後頭神経由来の痛みなので、頸椎2番の関連です。
診ると、やはり頸椎2番の動きが悪く、矯正法マニピュレーションを行い可動性を回復しました。
この症状の定番の動きの悪さです。ズレではありません。整体院とかでズレてますと言われたら近寄らない方が良いです(笑
この施術で、一旦、肩こりや不眠は楽になります。
これは生活スタイルから来るもので、頸椎の椎間関節の動きの引っかかりは、どうしても再び出ますので、症状が出たら施術が必要になります。
よく症状が出なくても定期の施術は必要ですか?と聞かれますが全く不要です。やってもやらなくても、痛むときは痛みます。
余裕のある人や、安心を得たいのならやるのは止めはしません。
40代の患者さん
片頭痛持ちの人です。ロキソニンを愛用しています。
定期的に偏頭痛が出るそうで、来院時は、片目が開けない開けれないほど、目の奥が痛いと言われます。
ロキソニンを飲めばまあまあ楽になるけど、明日、大切な会議があるので、痛みをスッキリ良くしたいと言われます。
施術で痛みのリバウンドが起きたら会議に差し障るので、脊椎矯正や鍼灸はできません。
代用案として、赤外線レーザー照射を行いソマニクスを貼付して少し良くなりましたが、まだ痛いと言われます。
そこで耳介療法を適応するポイントへ行いました。その後目も開けられるようになり、会計時に凄く楽になったようです。
耳介療法は即効性がありますが、持続性は弱いので、ちゃっとした施術は会議が終わってから、全身の鍼灸を行う予定です。
耳介療法はタイミングで驚く程、即効的に効く場合があります。
会議の前には予防的にカフェイン入りの飲料を飲むと片頭痛には良いです。