骨折で超音波を照射すると骨折が早く治るという情報を見つけて、それができないかという問い合わせがありました。
試合の日程があり間に合わせたいとの事でした。
治療用の超音波治療器しかありませんから断らせて頂きました。
骨折を早く治したいとの希望なら、当院では加圧リハビリを使用し骨折を早期に治したのですが、治療法を指定されましたので残念でした。
骨折の超音波治療について
治療用と骨折治療用の超音波は違います。
毎日、低出力の超音波照射を続けることで、骨折の治療期間が3~4割早くなると言われています。
指導を頂いている整形外科医に確認したら、実際使われていて効果は有るそうです。
特に効果が期待できるのは、3ヶ月以上の遷延骨折や開放骨折だそうです。
効果
骨折の超音波治療には、音波を用いて骨の治癒を促進することが目的とされています。具体的には、超音波を骨折部位に照射することで、以下のような効果が期待されます。
- 血流促進効果:超音波照射により、骨折部位の血流が増加し、栄養素や酸素の供給が促進されます。これにより、骨折部位の細胞の代謝が活発化し、治癒が促進されます。
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骨細胞活性化効果:超音波照射により、骨細胞の活性化が促進されます。これにより、新しい骨細胞が形成され、骨の再生が促進されます。
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疼痛緩和効果:超音波照射により、骨折部位の痛みが軽減されることがあります。これは、超音波が神経の興奮を抑制する作用があるためです。
骨折の超音波治療は、病院や医療機関で行われます。照射時間や照射強度は、医師が判断し、患者に応じた適切な治療法を選択します。治療の効果については、患者の症状や骨折の状態によって異なります。
より有効な場合
具体的には、以下のような骨折に対しては超音波治療が有効であるとされています。
- 疲労骨折:疲労骨折は、繰り返しの負荷によって骨が疲れきってしまい、亀裂が入った状態です。このような骨折に対しては、超音波治療によって血流が促進され、骨の再生を促進することができます。
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非連続骨折:骨折面が滑らかな非連続骨折に対しては、超音波治療が有効であるとされています。超音波が骨折部位に集中的に照射されることにより、骨の修復が促進されます。
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骨粗鬆症による骨折:骨粗鬆症による骨折は、骨が脆くなっているため治癒に時間がかかる場合があります。超音波治療によって、骨の再生が促進され、治癒期間を短縮することができます。
ただし、すべての骨折に対して超音波治療が有効であるわけではありません。骨折の種類や状態によっては、他の治療法が適している場合もあります。必ず専門医の診断を受け、治療方針を決定するようにしてください。
加圧リハビリ®が骨折を早く治す
当院では過去に、橈骨遠位端骨折に加圧リハビリ®を使用して、治療期間を3割早くすることを学術集会で発表しました。
加圧トレーニング関連の論文発表について – 小又接骨院・鍼灸院(村坂克之)
2014年(平成26年) 第10回日本加圧トレーニング学会総会
「高齢者の橈骨遠位端骨折における加圧トレーニングの効用」
コーレス骨折に加圧トレーニングを応用することにより早期治癒に導ける素晴らしい成績が出たことを報告しました。発明者佐藤会長ご自身が若いときに骨折をされたのですが、驚異的な速さで治したことが事実であったことが確認できました。
発明者の佐藤義昭氏が骨折して早期に治癒した経験を、当院の症例で追試発表したのですが、その事実を証明しました。
まとめ
骨折の治療には、症状や骨折の状態によって異なる治療法が必要です。
適切な治療法を選択するためには、専門家のアドバイスを受けることが重要です。
当院では、加圧リハビリ®を骨折に使用していますが、他にも様々な治療法を取り入れています。
患者の状態に合わせた最適な治療を提供するために、専門医による診察が必要です。