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テニス肘の60代男性 ゴルフをしたら痛みが減った!なんでやねんと質問があり解説しました

テニス肘がゴルフをしたら楽になったと連絡を受け解説しました。原因はゴルフが上手な人なので起きた現象です。

肘の痛み

気を付けの姿勢で手のひらを正面に向けます。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は肘の外側、親指側の痛みです。ゴルフ肘や野球肘(上腕骨内側上顆炎)は肘の内側、小指側の痛みです。

書籍によっては肘頭の痛みを野球肘とするものもあります。

世界標準のメルクマニュアルの解説

上腕骨外側上顆炎 – 25. 外傷と中毒 – MSDマニュアル家庭版

患者さん

コロナで筋トレを自宅で行っていて肘の外側を痛めました。

痛みがまあまあ和らいできたので、ゴルフコースに出たら、テニス肘が楽になったそうです。

質問があり、それの理由を解説します。

テニス肘

テニス肘は、肘の外側の関節の縁に、手を動かす四つの筋肉が引っ付く場所での炎症です。

最初は治るような痛みなのですが、段々治らず、2.3ヶ月してから来院される人が多いです。

通常、治るのには3ヶ月から半年近くかかります。

当院では3週間から1ヶ月で改善する施術を行っています。

当院のテニス肘の施術記事

“テニス肘” の検索結果 – 小又接骨院・鍼灸院(村坂克之)

患者さん

大阪の患者さんなので、リモートでいろいろ指導して改善する手順を整えました。

一進一退を繰り返して、相変わらず痛いですと言われましたが、ゴルフに出た翌日から、調子がいいと連絡が来ました。

テニス肘で痛みが出るのは、やかんや鍋を手のひらを下にしてものを持つと痛みが出ます。筋肉が骨に付着する部分の炎症になります。筋肉は②短橈側手根伸筋、③指伸筋になります。

ゴルフで使う筋肉が筋肉と違い、ゴルフは手首を外側へ回す筋肉によるところが原因です。使う筋肉が少し外側、小指側になります。ゴルフは④小指伸筋や⑤尺側手根伸筋です。

痛くない筋肉を動かしたことにより、4つの筋肉が付着する骨膜の炎症状態が改善されたと考えます。

患者さんへは、そのような症状になったということは、ゴルフが大変上手ということなので喜んでくださいと言いました。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。