結果を出す手技療法のパイオニア

起床後30分背中の痛みが取れない70代女性 鍼と加圧リハビリ®を続け脊椎矯正で改善 患部だけ診てては治らない

体の状態を考慮し施術を行った結果、長年患った、腰痛、両足のしびれ、起床時の背中の痛みが治りました。

  1. 鍼で背骨を支える筋肉の状態を改善
  2. 鍼をやらない日は加圧リハビリ®で足を丈夫に
  3. 最後に脊椎矯正で背骨の動きを改善

起床時の背中の痛み、胸椎11,12番付近の痛みが最後まで取れなかった74歳女性です。

あきらめずに半年以上通院して頂き、最良の結果が出ました。

初検

来院当初、両足のしびれと腰痛があり、腰椎すべり症から来る症状なので、脊椎矯正より鍼灸が適していると判断し施術を開始しました。

続けるうちに腰痛は取れました。ここまで鍼は5回行いました。ここからが大変でした。

普段の生活での足のしびれは取れたのですが、洗濯物を干すときに体を伸ばす動作で足がしびれます。それは特殊鍼法を使い解消しました。

加圧リハビリ®

加圧リハビリ®は高齢者の疾患に行っています。やはり丈夫な足腰にすることが、症状を素早く改善します。

上半身の症状、例えば肩の痛みも下半身が関連していることもあります。

それと、加圧リハビリ®を併用すると、病状が早期に改善するのは、血管の柔軟性が回復するからです。

背中の筋肉がゴボウのように固くなっている

起床時の背中の痛みがて上重くも30分位の背中の痛みが取れません。

その場所は胸椎の11番12番あたりです。脊椎の圧迫骨折の後発部位でもあります。

長年の労働により、背中の筋肉がゴボウの様にさく状になっています。

これは鍼でしか取れない症状なので、10回ほど行い、さく状の筋肉を柔らかくしました。

その後、背中の痛みに対して集中して5回ほど施術を行いましたが、1日2日は良いのですが元に戻ってしまいます。

患者さん、以前、骨が減少しているとの診断を受けましたが、骨粗しょう症のお薬は飲んでいません。

背骨の矯正法マニピュレーション

鍼灸の効果はここまでと判断し、独自の脊椎の矯正法マニピュレーションを行うことにしました。

仙腸関節、腰仙関節、腰椎の椎間関節の副運動、関節の遊びを治す矯正法マニピュレーションです。

骨粗しょう症の患者さんでも可能な矯正法でポキポキ捻ることは行いません。

それを1回行いましたら、見事に症状が緩和しました。

朝の起床時の痛みも8割がた無くなり、ついでに足のだるさも取れたそうです。

今後、何回か繰り返していけば、長年の辛かった症状が全て解消されることになります。

女性あるある

女性あるあるで、調子が良いと、今まで放置していた作業をやり始めます。

患者さんも屋外を歩行中、足を滑らせ尻餅をついたそうです。その衝撃が首に出たそうで、首が痛いと言われます。ありゃー。

首と胸の背骨の矯正も必要と思っていましたので、今後は一緒に矯正を行うことにします。

普通はお薬でやり過ごしますが、治る道筋もあります

このような症状のお持ちの方は、整形外科へ行かれ痛み止めやしびれ止めを飲んで、まあまあ楽になれば、それで良いかなと思われますが、ここまで治ることが可能なのです。

あきらめないで頂きたいと思います。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。