治療系医学書あるあるです。
私は医学書を揃えるときには、初版を探します。当然、最新版も揃えます。
いつも探すインターネット古本屋さんです。
治療系医学書で、1番多いのが、購入しても欲しかった情報が無い事が多いのです。
初版は、その治療法を発見や発明した人が、悩んできた過程で、この発見があったとか、ここで失敗したとかの情報が満載なのです。
片や、初版がペラペラの10ページくらいのもあり、意外にそこがその治療法の原点で、今に発展したのは追求した結果の枝葉になっている場合があります。
その治療法を追試するときに、その辺りの情報があると本当に助かるのです。
再版以後に、その情報が無くなっていることがあります。情報としては大変スマートになり書籍も体裁が良くなりますが、欲しい情報が無いのです。
再版以後も、編者が良かれと思った情報が差し引き掲載されていますから、思いは分かります。多分、実際の治療家で無いから削除してしまうのでしょう。
今回も、細かい部位の判定をどうするのかずっと調べていたのですが、正解にたどり着けません。
30数年前の初版を取り寄せ、ようやく真実にたどり着きました。ここまでに1年かかりました。
全てではありませんが、蔵書をデーターベースにして、PDFで閲覧できるようにしていますから、横断検索も可能です。
OCRの性能もイマイチですが、まあまあの検索は可能です。
切断してスキャンしていましたが、最新型は見開きでスキャンできるので、本を破壊しなくて済みますから助かります。
今後の超高齢化を考えると、ScanSnapで非破壊スキャンする仕事は受注が多いのではと思います。誰かやってくれませんかね。
老眼になると、ディスプレイ上で書籍を読むのが楽なので、もう普通の書籍には戻れません。
本当に探していた情報が見つかって良かったです。