調子が悪くなると来院されています。
今回は屋外で転倒してお尻を強打したそうです。痛みが辛いようです。
お尻の打撲の痛み
仙骨(お尻の割れ目部分の骨)部に神経が集中していますから、少しの痛みでも余計に痛みを感じるようになっているからです。
特に、尾てい骨の骨折となると、1ヶ月は地獄の苦しみを味わうことになります。痛み止めも全く無効です。とにかく辛いです。
尾てい骨が変形して痛みが続くようなら摘出手術を行います。
患者さんは、仙骨部のみの打撲で幸いでした。
治療
たくさん、お薬を服用されていて、痛み止めを服用したくないとの希望です。
負傷日からはマイクロカレント微弱電気治療を開始し、治療終了時は痛みも減少しているようでしたが、翌日に戻っています。
日曜日を休みも挟むので、ドライニードル的治療を行い、当日は痛みも無く過ごせましたが、やはり週明けには痛みがぶり返します。
手立てが無くなり、時間が痛みを取りますと説明しながら、耳介療法が除痛効果に優れているのを思い出しました。
耳介療法
アメリカ退役軍人病院(VA Hospital)でも結果が出た耳介療法です。
早速、耳を拝見しますと、なんと、坐骨神経、臀部のソマトトピー(体部位局在性)反射部分に血管が浮き出ています。
それも目標に、耳介療法を施します。
翌日には驚くほど痛みが減少し、私が体験したどんな治療より10日間くらい早く改善してました。
驚きの結果が出たと同時に、ソマトトピー(体部位局在性)反射の治療がこれほど効果があるのを改めて体験したので、もっと研究していきたいです。
人体は素晴らしい機能を持っています。