結果を出す手技療法のパイオニア

首・肩・腰・お尻が痛い84歳男性 鍼は怖いと言いながら効果に満足し通院されています

高山市から10年くらい通院されている患者さんです。

10年前は、矯正法マニピュレーションで十分対応できましたが、徐々に効果が薄れてきました。

さてどうしたものかと、鍼灸を勧めましたが、あまり乗る気ではありませんでした。

しかし、ご家族の看病が始まり、痛みが辛いと言われるようになり、ようやく納得され鍼灸を始めることになりました。

治療用の針も色々必要

当院では、鍼灸用の針は5.6社用意し、太さもそれぞれ揃えています。

全て医療管理機器としての鍼(針)を使用しています。

理由は、患者さんの皮膚の感受性(痛みを感じる感じない)が様々なのと、症状を改善するのに必要な針がそれぞれ違うからです。

細かく適材適所があり、それは長年の経験に基づくものです。

痛くても、それと引き換えに抜群の効果がある場合は、我慢して貰いながら刺していきます。ダメな場合は中止し他の方法に変更します。

治療

肩甲骨の裏側の肩甲挙筋の動きが悪いために肩関節の痛みとして出ています。今回はそれに効果が出るように行いました。

肩甲骨はがしとかいうテクニックがあるらしいですが、あれは子供だましの瞬間芸です。

股関節は両側側方で、腰椎1/2番から出ている腸骨下腹神経に効果が出るように行いました。腰からの神経です。

患者さんは過去にアナフィラキシーショックの経験があり、エピペン注射液の携帯を検討されましたが、それほど重症化しないのでステロイド剤を頓用として持っておられます。

自律神経のバランス取る意味でも、頸椎4/5番の可動性が良くなるように行います。これを行うと若返るような気分になり、目も明るくなります。

終了後

患者さんは「いやー凄く楽になりました、鍼は毎回怖いけど、後の楽を考えて頑張ります」と言われました。

やっぱり、痛みの無い生活、痛みに苦しまない生活は良いですね。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。