結果を出す手技療法のパイオニア

首肩のコリや痛みを訴える83歳女性 頸動脈ステント留置術の既往 細心の注意を払い確実に効果を出しました

高山市の患者さんです。現在、他の接骨院へ通院中ですが、症状の変化を感じられないと来院されました。

症状

左肩を内旋、内転、水平屈曲するのが痛いそうです。反対の右肩を掴む動作が痛いのです。

首、肩のコリがずっとあります。

両膝が痛いです。

腰もだるいです。

こんな風で体じゅうが調子悪いから、仕方無いと我慢されている人が殆どではないでしょうか。

頸動脈ステント留置術の既往

倒れて精査したら頚動脈の狭窄があり、頸動脈ステント留置術を行われました。

それ以来、自然に首を動かす度合を気にかけるようになり、余計にコるようになったそうです。

高齢者の首や肩のコリは筋肉の緊張では無く、頸椎椎間関節由来が殆どです。

よって、頸部の矯正法マニピュレーションが最適ですが、高齢者は骨がもろく関節面が癒着しているので、絶対行ってはダメです。

したらどうするのかですが、やはり鍼治療しか手立てがありません。

患者さんは痛み止めも飲まれていますが、痛みの変化を感じられないそうです。痛み止めなどは効かないようなら止めるべきなのですが、それに変わる手立てがないので皆さん飲まれています。

治療

患者さんは、気休めの電気治療やマッサージを受けるしかないと思われていました。

鍼灸治療、マイクロカレント微弱電気治療を行います。

この患者さんはうつ伏せの体位は体に負担がかかりますから、必ず横向きで行います。ポジションは3.4回変えます。

うつ伏せで普通に治療を受けられる高齢者は健康なのです。

鍼のサイズも1寸から3寸まで、太さも様々です。使いこなすには年数が必要になります。

頸部のポイントも、吟味します。

翌日電話が

翌日電話があり、朝疲労感が出て寝てたそうです。首肩のコリは感じ無くなり、肩を動かしても痛みが半分以上減って、膝の痛みも減りスタスタと歩きやすくなったと言われました。

翌日、疲労感が出るのは年齢的に仕方無いです。それは、1回で最大の効果を出すためなので、当然として受け止めて下さいと伝えました。

孫に乗せてもらい、近々、再来院される予定です。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。