結果を出す手技療法のパイオニア

体が歪んでいるんですけど…問い合わせがありました

体が歪んでいるんですけど、県外からの問い合わせです。

受付から代わり、電話で内容を伺いました。

要約すると、整形外科へ通院中で、色々な場所が痛くて、整体院へも行って、当院のブログで合点がいった記事があり、電話をしたそうです。

歪んでいる場所が、胸椎11.12番なのだそうです。

一般の人らしいので、その場所はプロでも特定が出来ない人もいる難しい場所なんですが、凄いです。

話を詳しく伺うと、色々な治療で、色々解説を受けられて、判断が出来かねないような感じでした。

やはり、お体を拝見しないと分からないとお伝えして、相談は終了しました。

症状が無ければ治療をする必要はありません。

コンディションのために治療や施術を受けるのがありますが、本当に必要か考えると良いです。

元々、XXが弱いとか、直ぐXXするとかあるなら、定期の体の手入れは必要なのかれ知れません。

よくある、背骨の何番がズレています、骨盤がズレています、と言えば分かりやすいのは事実ですが、殆どの症状はズレは関係無い場合が多いのです。

確かにズレている場合はありますが、その殆どがアノマリー(anomaly)と言い、元々の奇形と考えるのが妥当です。だから、成長後、その支配神経の病気になる場合が多いのです。

人体の椎間関節の動きを診るべき重要ポイントで、ズレと言われるサブラクセーション(subluxation)よりも、関節面や関節自体の固定化癒着化すなわちフィクセーション(fixation)が、痛みやしびれの症状の原因になります。

これを見極めれない術者が多いので、ポキポキ背骨を鳴らしています。

又、長期に渡る痛みは脳が記憶するので、その解消が必要になります。それへの治療もようやく完成しました。

女性で、出産後の骨盤矯正とか言われるのも、はなはだおかしいと思います。

元来、腰痛症があれば治療の対象になりますが、出産後に骨盤矯正は不要です。

どうしても心配な人は、しばらく仙腸関節ベルトを着けていれば問題ありません。無ければ腹帯で十分です。それくらい女性は快復力があります。

中年女性の患者さんで、出産時に骨盤矯正を受けなかったのを後悔していましたが、まったくのナンセンスなので、詳しく説明をしてあげました。

このように、時代と共に作られる病気もありますから、くれぐれも気をつけて下さい。

  • -
    コピー

この記事を書いた人

アバター画像

村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。