先日から通院中の患者さんです。
多胞性の嚢胞も、新しい矯正法の手技でようやく消退するようになりました。
小さい嚢胞のが消退していますが、患者さんの感覚として、大きかった嚢胞のほうが今は調子が良いと言われます。これは、大きい嚢胞が小さくなった方が変化率が多いので錯覚されるためです。あるある現象です。
消退したまま安定すれば良いのですが、やはり再び腫れてきます。これは罹患期間が長いほど、腫れる道筋である、膝の前後の滑液の経路が完成しているためなのです。
頻繁な通院が無理な場合は、腫れが戻らないように特殊サポーターを装着して頂きます。その場合は当日の入浴が禁止になります。
患者さんは徒歩での来院が可能なので、このまま繰り返し手技を行い様子を見ることにします。
表紙はイメージです。
引用:Baker’s cyst – Wikipedia