結果を出す手技療法のパイオニア

鍼治療 細い針は痛くないけど効きが甘い問題

年齢が上がると共に筋肉の状態が悪くなっていくのが加齢現象です。

これは逆らえません。

筋肉の状態が悪い症状には、筋膜リリースを行いますが、どうしても表面しか効きません。

ファシア=筋膜の癒着を取るに1番最適なのは針です。鍼灸針です。

注射のハイドロリリースも効果的ですが、私の経験からは鍼治療のが一枚上手というか、安全に簡便に行える利点は見逃せません。

鍼治療の針は太い方が効果や効果の持続時間は優れますが、どうしても刺入時に痛みを伴うことが多いです。

この刺入時に痛みも、術者の上手下手もありますが、毛穴や痛点、血管に当たると激痛が出ます。こればかりは避けようがありません。

この痛みを少しでも減らすために、細い針を使用するのが今の流行ですが、細い針は効果が薄いのが難点です。

私はこの欠点を解決するためにどうしたら良いのか長年考えていました。

今は、細い針でも太い針以上に効果を出せるようになりました。

日本には和鍼と言われる中国針とは違う歴史がありましたが、やはり、大陸と日本では体質が変わるので、使う針も変えた方がより効果的です。

日本人自体も、昭和時代とは体質が変わってきていますから、治療法も当然、変わっていかないと効果が甘くなります。

ただし、針を刺してビョーンと来る電撃様刺激は、鍼治療の特徴で、其れが無いとシビレには効果が出ませんから、患者さんにはある程度我慢して頂く必要になります。

自己体験ですが、シビレや痛みが瞬間に取れたときの爽快感は何物にも代えがたいです。魔法のようです。

シビレ止めの効果ですが、それがリリカなど薬を使わなく達成できるのは、実は驚異的な現象なのです。

鍼灸治療がもっと普及して欲しいですが、東洋医療の普及は政府の旗振りにかかっています。

鍼灸の保険治療を現在の特定疾患のみではなく、慢性疾患全般に採用するべきです。

そうすれば国の医療費も節約できるはずですが。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。