鍼が痛い

最近多いのが、鍼が痛かった、鍼治療があまり効かなかったです。治療する人が下手なだけで、鍼治療は本当に良く効きます。

よくある、刺された後にビーンと響くのは、鍼の太さや、術者の手加減で可能なので、イヤな人は事前に言われると良いです。

ただし、症状によってはビーンとくる響きが無いと効果が出ない症状もあることを知って下さい。

鍼灸がこのような事態になったのは、標準治療法が無く、流派がたくさんあるからです。

現在、徒弟制度的に修行することができない人が多く、免許だけ取得して技術面が心許ない人がたくさん居るのも事実です。

良く効くと言うのも、患者さんの思いは1回で良く効くのでは思う場合が多いですが、当然、回数が必要な症状もあります。

鍼が痛い体験をした人に、この症状には鍼が効きますからやりましょうと言ってもイヤがられます。それを説得して治療を行うと、患者さんは異口同音に、鍼がそんなに痛くないし、こんなに効くとは知りませんでしたと言われます。

同じ看板、同じ治療法、同じ施術法とあっても、行う人が違えば技術レベルも違います。

臨床経験の少ない若手は、もっともっと自分自身に刺して響きがどうなるとか、切皮がどうするとより痛くないとか、家族やパートナーに刺して技術の向上を目指さないと、治せる治療技術は向上しないのを肝に銘じて欲しいです。

年々、鍼灸の受診率が低下していることを認識するべきです。