結果を出す手技療法のパイオニア

痛み止めの常用はお勧めしません

NSAIDs(非ステロイド系抗炎症薬)エヌセイズと言います。

一般名として、ロキソプロフェン(ロキソニン)、セレコキシブ(セレコックス)、エトドラク(ハイペン)、アセトアミノフェン(カロナール、タイレノール)などあります。

ロキソニンやタイレノールはOTCスイッチ薬として薬剤師のいる薬局で購入が可能になりました。ありがたい時代です。

私の体験ではロキソニンのが立ち上がりが早いので効く感じがしますがセレコックスも効きは同じです。義母はカロナールの方が合うと言います。

痛み止めも人によって感受性が違います。効く感じがしなけれは主治医に効かないと言いましょう。

今後は、色々なお薬を市販薬へスイッチすると言われています。

お薬の矛盾

NSAIDs(非ステロイド系抗炎症薬)エヌセイズは、血管を縮小させる効果があります。

これが、痛みをを減らす効果になるのですが、長期連用で血管の縮小効果が、治癒=治るまでの期間を延ばすことになります。

これをリスクとベネフィット(欠点と利点)と言います。

まさに矛(ほこ)と盾(たて)です。

現実は

捻挫とか腰痛とか痛みのある症状で整形外科を受診すれば、当然、標準治療では痛み止めは出すので、これは良く効きく場合が多いです。

私も酷い捻挫の時は飲みます。炎症を取るので早く腫れが引きます。

それが数ヶ月以上にわたり飲むことになるであろう、腰椎椎間板ヘルニア、頸椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、五十肩などは本当に必要なのか疑問になってきます。

頓用=痛いときだけ飲むならまだましですが、高齢者などはありがたく毎日飲んでいます。

それはあたかも、風呂で温めたいのに湯船に水を入れているのと一緒ではないでしょうか。

実例

患者さんでも敏感な人は、痛み止めを飲むと寒くなるのでイヤなんですと言われます。こんな患者さんは数え切れない程います。

生理痛で痛み止めを常用される人もいますが、痛み止めで体を冷やしますから、そんな生活を止めて婦人科にかかり、低用量ピルとかを検討されると良いです。

私も過去の腰椎椎間板ヘルニアの時に、痛み止めを飲み続けて2ヶ月を過ぎたくらいにモーレツに寒けを感じて、てっきり風邪でも引いたのかなと思い体を温めても寒けが取れず、服用を止めたらケロッと治りました。

どうすればいいの?

痛み止めを止めて、痛みがぶり返さないようなら、自分でセルフメディケーションをしましょう。

  • 現代の温灸である使い捨てカイロを使う
  • 朝も風呂に入り体の柔軟性を出す
  • せんねん灸を買って自分でお灸をする
  • フォームローラーで自分でマッサージをする

漢方薬も良いです

医者も捨てたものではなく、痛み止めを使わずに漢方薬で痛みを取る、漢方薬の使い手も先生もいます。

普通は補助的に出される漢方薬ですが、漢方薬を主にして貰い、新薬を補助的に使えば、体にも優しいと思います。

加圧リハビリ®

当院では、血行不良が病態の主な原因の場合は、加圧リハビリ®を使用します。

当院独自の加圧リハビリ®は患部のみに血流を回復させますから、痛みに対しては効果を発揮します。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。