お薬を使わない手技療法のパイオニア 日夜技術の向上に努めています

頚椎椎間板ヘルニアのしびれ60代男性、解剖運動学矯正法マニュピュレーションでしびれは10%以下になりました

大変難しい症例でしたが良好な結果が得られました。

来院までの状態

整形外科を受診され、リリカと牽引療法の処方です。

1ヵ月以上通院されましたがあまり変化が無く、当院へ来院されました。

起床時はまだしも終業間際や、パソコンの端末操作で悪化します。

しびれが強くなると就寝も辛いそうです。

初検の状態

2.3年前にも今回とは反対の肩と腕の頚腕症候群で来院されていました。

ジャクソン(Jackson)テスト、スパーリング(Spurling)テストは共に陰性です。

両斜角筋に異常緊張を認めます。これはしびれの代償反応です。

診断的治療

長田式無血刺絡療法=チクチク療法を行います。

1日くらい良好ですが元の症状に戻ります。年齢的にこのもっと効くはずなんですが。

治療の範囲を広げて行いますがあまり効果が出ません。

なんでなんだろうと疑問が出ました。

胸髄神経からのしびれ

患者さんは脇から腕の内側へのしびれも訴えていましたが、整形外科で頸椎椎間板ヘルニアの診断だったので気にもとめませんでした。

頸椎椎間板ヘルニアは頚髄5番神経が主なので、主症状から推定しても5.6番でした。

解剖運動学矯正法を行う

頸椎椎間板ヘルニアの場合は仙腸関節からの矯正を行わないと改善しないことが経験上分かっています。

鍼治療も思ったほど効果が出ません。

簡単に言うと腰からの矯正です。腰をひねることはしません。

腰をひねる矯正はポキポキ言って気持ちが良いですがなんら治療効果はありません。

基本的に脊椎はPIを治します。それぞれの関節面の副運動を治すのは困難を極めます。

頸部もポキポキの矯正は全く行いません。

一回目で著効しました。

該当の胸椎1番のストレステストを行ったらしびれが誘発されました。

後は反対方向へ矯正すれば良いだけです。

レントゲン診断とは違った原因

なんとレントゲンの診断の頸椎椎間板ヘルニアが症状の原因ではなく、胸髄神経1番のしびれでした。

現在も通院中ですが、殆ど気にならなくなっています。

根本原因は違ったとこにあった症例でした。

表紙引用:Dermatome (anatomy) – Wikipedia

この記事を書いた人

Avatar photo

村坂 克之

小又接骨院院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。