結果を出す手技療法のパイオニア

鍼灸が怖かった84歳男性 当院の治療で鍼が痛くないのを体験され驚かれました

鍼を刺したときに痛みが出る出ない差は、鍼灸師の手技と鍼自体の問題です。

刺すときの痛みと、後の手技で響く感じとは別なので誤解しないようにして下さい。それをコントロールするもの術者の腕の見せどころです。

当院使用の鍼

使い捨ての鍼が主流になり、今まで数回メーカーを変更しています。

やはり手技と鍼の相性というか、細ければ痛くないでもありません。適材適所の使い方をすることが肝要です。

腰神経ブロック鍼は3寸8番(長さ90㎜、Φ0.30)で行いますが、無痛で刺すことが可能になりました。

当然、使い捨てです。院により個人用に鍼をキープするシステムもあるようですが、もし私が受診するなら使い捨てを選択するでしょう。

使い捨ての鍼は、昔の鍼に比べて刺すときの痛みが出やすいのは事実なのです。

そこを痛くないよう刺すことが難しいです。

患者さん

84歳の高齢ですが、ご自身で運転され高山市から来院されます。

今までは、解剖運動学に基づくマニピュレーションを行っていましたが、希望で鍼治療を行いました。

後で言われましたが、患者さんは決死の覚悟で治療を受け、なんか痛みが無くて拍子抜けしたそうです。

効果も凄く出て、この鍼灸治療で味を占めたのか、次回来院時に目がシバシバして辛い症状を言われてきました。眼科では単なる眼精疲労との事です。

診察の結果、漢方的に肝が弱っていましたから目の疲労感が強い症状が出ていました。これに対する治療を行いました。(西洋医学の肝臓とは異なります)

経過良好になりました。

このような事例は多く、鍼が痛かった体験で嫌がる患者さんが多い責任は鍼灸師にありますから、特に初診の場合はこころして治療にあたるべきです。

表紙:イメージ

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この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。