結果を出す手技療法のパイオニア

腰部脊柱管狭窄症 手術後のしびれと頭痛が取れない70代女性から相談がありました

10年以上前に腰椎4番すべり症からの腰部脊柱管狭窄症を発症し、地元の病院で手術をされました。

その後、すっかり痛みは取れたのですが、しびれが一向に改善しません。軽い脳梗塞もあり、しびれ止めの処方はされていません。

脳疾患にかかってから頭痛も取れなくて、なんとかなりますかねー?と相談がありました。

独自の鍼灸

患者さんは、他院で鍼灸を受け続けておられ全く変化がありませんでしたので、効くのですか?と懐疑的です。

腰部脊柱管狭窄症の手術後のしびれには当院の鍼灸が有効です。

当院のです。同じ鍼でも方法が違います。

鍼灸でも施す術が全く異なるからです。最近はこのような患者さんが大変多く危惧しています。

それが鍼灸が普及しない問題点なのです。お薬のように均一化できません。

何回かかりますか?

もっともな質問です。

しびれは、痛みより立ちが悪く、基本として、下肢の元々の血流障害があります。

それを改善するには、最低10回は必要です。良くなっても止めると元に戻りますから、定期の通院は必要になります。

手術後のしびれが、降って湧いた症状では無く、腰の悪化と老化が重なって出てきたからです。

頭痛に関しては、ロキソプロフェン(ロキソニン)を処方され飲まれていますが、全く効かないそうです。

痛み止めとの相性があるので、まずかかりつけ医に言って色々試して欲しいと言いました。

この患者さんでもそうですが、効かないなら効かないと医者にハッキリ言わないと、医者は処方の検討をしませんので、言って下さい。

医者に言うのが怖いのなら、看護師や受付で言うとか、それもダメならメモを渡すとかして欲しいです。

頭痛に鍼灸は凄くききます。但し、当院の鍼灸の場合ですが…

良くなるには何回?

一般的に、1回施術をすれば少し良くなると考えられますが、腰部疾患は、10回くらい行い、少し症状の変化が出ればしめたもので、そこから改善します。

ちょっとやって変化が出ることはありません。

保険でチャッチャと良くなれば1番良いのですが、手技療法なので自費での施術となります。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。