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鼠径(そけい)ヘルニアの60代女性、手術でしか治りませんが一時的に違和感の緩和はできます

鼠径ヘルニアで下腹部の痛みを訴えて来院した60代女性。

男性に多い病気ですが、女性もなります。

解説

鼠径ヘルニア – 03. 消化器の病気 – MSDマニュアル家庭版

全人工股関節置換術(Total Hip Arthroplasty:THA)を両方受けています。それの影響も考えられますが今回はそうではなかったようです。

総合病院で鼠径ヘルニアの診断を受けましたが、はっきりした症状の出現がないため手術はできないと言われたそうです。

本人さんは、足の付け根の痛みが慢性的にあるので、それを何とかしてほしいと紹介で来院されました。

鼠径ヘルニアは手術でしか治らない

診たところ鼠径ヘルニアでありますが、これは手術しか治す方法がありません。

大昔は脱腸帯というものを使いヘルニア部分を押さえるものが販売されていましたが、これはなにも解決になっていませんでした。

現在ではメッシュ素材を使いヘルニアは出ないようにする手術を行われると、この患者さんもその過程を説明しました。

仙腸関節の治療で違和感は緩和できますが

このように仙腸関節や腰部の動きを治すことにより、そけい部の違和感は解消されますが根本的な解決にはなりません。

このような場合は、不要な治療は行わず、しっかりした治る過程を指し示すのが、私たちの役目だと心得ております。

結果

結局、治療は行わず帰られましたが、はっきりした方向性が見えたので安心されたと思います。

残念なのは、痛みが落ち着いてから総合病院を受診されたのでヘルニア状態が落ち着いていたそうです。

そのようですと診断もつきにくいので一旦経過を見ることになりました。

当然、再びヘルニアが出てくるので、その場合は近所のお医者さんでいいから至急診てもらえば、手術への流れができるはずと説明しました。

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この記事を書いた人

村坂 克之

小又接骨院院長です。鍼灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。