村上宥快和尚さん【1918年(大正7年)10月8日〜1991年(平成3年)3月12日・享年72歳】のお話をまとめました。
メッキ
反省無しの瞑想は非常に危険です。反省をしてからの瞑想は結構です。
信次先生が、物理的な現象でいうと、物にメッキをするのと同じ条件であるといわれました。
メッキをする前に先ずサビを取り去ります。サビを取り去るのが反省です。
サビを取らないでメッキをすると、中から腐食して、凸凹腫れ上がってきます。こうなると中身も全部駄目になります。人間の心も同じなのです。
人間の心も、カルマというサビを心に着けています。そのまま瞑想をするから、今度は心の中が腐ってきます。
心の中が腐ってくると腐敗や醜態が起きてきます。
決して、瞑想を最初からやってはなりません。
反省をして、自分のカルマというものが鬱積していた、今日一日の出来心に光を入れるのです。
反省のないまま瞑想に入っては、中から腐ってきます。
やはり、物理論も人間の心も同じ現象であることを知って下さい。
また、反省禅定と瞑想の違いをよく理解をして下さい。