村上宥快和尚さん【1918年(大正7年)10月8日〜1991年(平成3年)3月12日・享年72歳】のお話をまとめました。
本能・感情
本能的な高ぶりの条件が生じますので、恋愛というものはよくありません。
まともな心ではないのです。熱病ですから。自分の良いところだけを見せるのです。醜いところは隠しているのです。
だから後で夫婦になってからさらけ出すと、鼻持ちならなくなるのです。
ある人が結婚しました。八年も付き合っていたのですから、よく見そうなものですけど、結婚の翌日からものすごいトラブルがあったのです。
やはり、熱に浮かされた目で見ていたから、まともではなかったのです。
私は、あまり熱に冒されなかった青春時代というものは、良かったのかもしれませんが、恋愛の相手が無いと淋しいものです。
本当です。華々しいところはなかったのです。ないよりはあった方がいいです。
恋愛結婚は、恋愛結婚ではなくて恋害結婚になります。アワビではないけど片想いなのです。
恋愛というのは双方が持ち寄ることです。恋害結婚となると磯のアワビの片想いになります。
しかし、恋愛結婚でしょうと、お見合い結婚でしょうと、今生の夫婦としての縁ですからあまり拘らなくてもよいのです。
ロボットには、無表情な顔貌が表れておりますが、人間も割合に無表情な方が最近では多くなっております。
感情というものも、この中に知性や理性というものが働かないのです。
これは、今まで地球上の長い間の生活をした人や、経歴のある方々は、人間関係において感情を持っていますが、新しく他の世界から地球上に来ている人もいます。
地球上の体験がないために、感情の無表情な方々も生まれ出ている場合もあります。
感受性も、今生だけで成立しているのではありません。