村上宥快和尚さん【1918年(大正7年)10月8日〜1991年(平成3年)3月12日・享年72歳】のお話をまとめました。
健全な生活
健全な生活とは、八正道に照らし合わせた心になることが、健全な生活なのです。
「正しく見る」はできるが「正しく思う」「正しく語る」はできない。いわんや「正しく仕事」もしない。
正しく仕事をすると、損すると考えるのです。
損はしません。自分でしたことが損することは神が絶対にさせません。現代の人びとは、その条件がわからないのです。
絶対損をさせないようにしてあります。
神様は正直です。本当は、神の子の人間も正直なのです。正直にやれば必ず巡るものは巡ってくるし、与えられるものは与えられてくるのです。
これが神の子である証拠なのです。私たちは公平な環境にいるのです。
まず、家庭というものは和やかにしなければなりません。
嫁姑の仲が良いということは、見端が良いものです。年中、喧嘩をしていてはみっともないのです。
私たちが肉体を保全していくには、動物・植物・鉱物のエネルギーが必要なのです。
穀物や、野菜や、木の実とか、これが全部、私たちの肉体を存続させるための干不ルギーなのです。
しかし、現代の食事を見ていると、残飯の多いことを気づいているでしょうか。
これは感謝のない心なのです。美味しい、不味いとか、これは神を冒涜し、それを作った人の心を冒涜していることなのです。
普段、この条件を忘れています。動物、植物、鉱物、水にしても、野菜にしても、穀物にしても、無駄にしないことが感謝の心なのです。
そのエネルギーがあるから肉体保全ができるのです。大宇宙の環境の中で、私たちが生きることができることは、太陽の光や熱が、適時に私たちに与えられているのです。
この地球上で、春夏秋冬の最も整った、日本の国で修行ができることに、感謝の心を捧げなければならないのです。