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コラーゲンの血管への効果とは、ニッタバイオラボより

ニッタバイオラボ☆ファン倶楽部メルマガ vol.79より転載します。

コラーゲンの血管への効果

新田ゼラチンと共同研究している愛媛大学医学部附属病院の 伊賀瀬道也先生(循環器や抗加齢医学の専門家)によると 「人は血管とともに老いる」とおっしゃっています。

血液は約1分で全身をひとめぐりし、細い血管へ枝分かれしながら、 私たちの体を構成している何十兆個もの細胞に 酸素や栄養素を届けています。

この“運搬路”が血管。傷めば当然、体は活力不足に陥ります。 血管の老いは足腰の弱まりや認知機能にも深く関わっており、 全身の老いを進めるといっても過言ではありません。

医学的には、血管の老い=動脈硬化といえます。

コラーゲンペプチド摂取による血管への効果

コラーゲンペプチド摂取により、血管をしなやかにし動脈硬化の 予防になることが2016年の研究で明らかになりました。

平均年齢72歳の男女64名を2つのグループに分け、 一方にコラーゲンペプチドを、 もう一方にプラセボとしてホエイプロテインを3カ月間、 毎日2.5g摂っていただいたところ、動脈硬化(ここでは血管の弾力性)の 程度をあらわす指標の一つである脈波伝播速度が、 コラーゲンペプチド群で有意(統計上差異がある)に改善しました。

この改善度合いは、血管年齢に換算するとマイナス5歳分に相当します。 コラーゲンペプチドに血管若返り効果のあることがこの研究で示されました。

血管への作用メカニズム

血管の中膜と外膜にはコラーゲンが多く存在して 血管の弾力性を維持しています。

コラーゲンペプチドを摂取すると活性型ペプチドが血管の細胞に 命令を与え、血管中のコラーゲンの新陳代謝(生まれ変わり)を 促進することで、 血管の若々しさとしなやかさを保ちます。

高血圧は病気の引き金

ストレス社会ともいわれる現代は、高血圧の人が増加傾向にあります。

動脈硬化を進め、脳卒中や心筋梗塞などの深刻な病気の引き金になるので 定期的な測定、塩分控えめの味付けなど、血圧の把握とコントロールを 意識して行うことが大切です。

## コラーゲンペプチド摂取による血圧への効果

高血圧自然発症ラット(SHR)を用い、 ヒト換算12g/日でコラーゲンペプチドを与えました。
コラーゲンペプチドを摂取した群では、摂取後2週目から緩やかに 血圧を抑制させることが示されました。

血圧への作用メカニズム

コラーゲンペプチドの血管をやわらかくする作用に加え、 コラーゲンをはじめとする様々なペプチドには、血圧を高くする原因となる物質(アンジオテンシン変換酵素(ACE))を 阻害して高血圧を防ぐという働きがあることがわかっています。

また、一般的に血管拡張作用のあるNO(一酸化窒素)の原料となり、 関節的に血管を拡張することも考えられます。


そのほか、脂質の代謝を促進することから、 血液中の中性脂肪値を下げるという報告もあります。コラーゲンペプチドを摂ることで血管に対する複合的な効果を 期待することができると考えられます。

血管に関するエビデンス

新田ゼラチンHP WEB研究所 ペプチド研究室
09.血管 | ペプチド研究室 | Web研究所 | 新田ゼラチン株式会社

コラーゲンの解説

Collagen_Maruwakari_Book_2

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。