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コラーゲンの筋肉への効果とは?ニッタバイオラボより

【ニッタバイオラボ☆ファン倶楽部メルマガ vol.78】より転載します。

コラーゲンの筋肉への効果

これまで、コラーゲンペプチドが骨や関節に良い影響を与えることが期待できるというお話しをしてきましたが、この骨や関節と一緒になって体を支えているのが筋肉です。

筋力が落ちてきますと、関節に負担がかかってダメージを受けやすくなったりしますので、筋肉に対するケアも健康な体を維持する上では非常に重要となります。

コラーゲンペプチドを食べ続けると筋肉量を増やすことがわかっています。
また、激しい運動をした際の筋肉の分解(損傷)を抑える効果があることが最近わかってきました。

筋肉への効果の確認結果

1)筋肉量の増加(ヒト臨床試験)
24~61歳の26人で、コラーゲンペプチドを1日5g、10週間摂取し、その間、特別な運動を行わず測定したところ、10週間後には、被験者平均体重61kgのヒトで、実筋肉量が11.04kgから11.46kgに増加(420g、約4%増加)しました。

また、この時の試験では、摂取を終了してから8週間後に測定すると実筋肉量がもとに(試験前の数値に)戻ってしまいました。
このことから、コラーゲン摂取により、中高年齢層の筋肉量の低下を抑制することが期待されています。

2)筋萎縮抑制(動物試験)
筋萎縮モデルマウスに、コラーゲンペプチドを摂取させたところ、通常食の群と比べて、コラーゲンペプチドを通常食に混ぜた群の方が、筋萎縮が少なく、筋肉密度が高いことが確認できました。
  ※脂肪が増えずに、筋肉が太くなっていました。

3)運動+摂取による相乗効果(動物試験)
7週齢マウスに2週間、コラーゲンペプチドを5g/回(ヒト換算)摂取させ、後半1週間運動させたところ、運動とコラーゲンペプチド摂取の組み合わせによって、相乗的に筋肉量が増加することがわかりました。

4)筋肉分解を抑制(ヒト臨床試験)
城西大学男子駅伝部の選手によって、コラーゲンペプチドを1日5g、4週間摂取した群としなかった群(プラセボ群)を比較する試験を行いました。

筋肉組織は負荷がかかると損傷し分解されますが、その程度を示す指標(筋肉分解マーカー(3-メチルヒスチジン))が
「プラセボ群」では上昇しているのに対し、「コラーゲンペプチド群」ではむしろ減少していることもわかりました。
激しい運動を行う際の筋肉の損傷を予防することが示唆されます。

筋肉に対する他素材との相乗効果

1)コラーゲンとプロテインの併用効果(ヒト臨床試験)
アメリカンフットボールの選手に1日20gの乳清タンパク質(ホエイプロテイン)を摂取する群と1日10gの乳清タンパク質+1日10gのコラーゲンペプチドを摂取する群に分けて、1年間の経過を調べました。

選手たちはシーズン前に厳しいトレーニングで強い体を作っていても、シーズンが始まると、筋肉量が落ちてきます。
コラーゲンペプチドを摂った選手は、乳清タンパク質のみを摂った選手に比べ、トレーニング時にはより沢山の筋肉がついて、さらにシーズン中の筋肉量の減少が抑えられました。

2)コラーゲンペプチドとロイシン(アミノ酸)の相乗効果(細胞試験)
筋合成遺伝子の変化率を調べたところ、筋肉を増やすアミノ酸のロイシンよりもコラーゲンペプチドの方が変化率が大きく、
また、コラーゲンペプチドとロイシンを同時に添加した方がさらに大きな変化率になることを確認しました。
コラーゲンペプチドとロイシン(アミノ酸)を同時摂取することは相乗効果があると考えられます。

筋肉増加のメカニズム

1)筋芽細胞の短径の増加(細胞試験)
筋芽細胞(筋肉になる前の未成熟な細胞)に、ジペプチドOG(ヒドロキシプロリルグリシン)を加えたところ、OGを加えていないコントロールに比べ、OGを加えたものは筋芽細胞の分化(増殖)を促進することと、ひとつひとつの太さが太くなっていること(肥大化)が確認できました。

2)活性成分の組織到達確認(動物試験)
マウスにコラーゲンペプチドを5g/回(ヒト換算)摂取させた場合、摂取後、0.5~3時間程度でPO(プロリルヒドロキシプロリン)、OGが血中および筋肉組織に到達することが確認されました。

3)筋肉量を増やす遺伝子の発現を促進(細胞試験)
筋芽細胞(C2C12細胞)を用いてリアルタイムRT-PCR法により測定。
PO、OG共に筋肉の分化の指標となる遺伝子(MyoD, Myogenin, IGF-1)の発現を促進しました。

コラーゲンペプチドは筋芽細胞に作用し、筋肥大やタンパク発現を促すことで、筋肉量を維持すると考えられます。

出典

Collagen_Maruwakari_Book_2

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この記事を書いた人

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。