結果を出す手技療法のパイオニア

母指CM関節症・STT関節症の53歳女性 治療で改善することを体験され今後の生活に希望が出てきました

神奈川県からお越し下さいました。

コロナ禍の中、移動を車か電車か思案されたそうですが、電車を利用し前日入りされ、治療は2日間の日程です。

来院までの状態

お仕事は看護師さんです。手を酷使されています。

今年に入り悪化し、5月に地元の整形外科、7月に手の外科専門医を受診しました。

両手の母指CM関節症と右手のSTT関節症との診断です。

MRIの結果、右手のSTTには水が溜まっていて、CM関節症は脱臼は進んでいない状態だそうです。

手術する段階ではないとのことですが、希望なら関節固定術になると言われたそうです。

来院時の状態

母指CM関節症は、グレード2相当で、変形が少しある程度です。

CM関節の痛みは、右>左ですが、左手がスワンネック変形しています。痛みの少ない方が変形しているは不明です。

MRIでSTT関節に水が溜まっているとの事ですが、皮膚上からは軽度の腫れがあります。STT関節は代償性で悪化していますから、CM関節が安定するば消退すると思われます。

股関節の可動性は、やはり右>左で制限が少しあります。頚椎は可動性が少ない傾向です。地元ではストレートネックと言われているそうです。歪みはありません。

治療

当院規定の治療を行います。保険外治療となります。

現在、治療で自律神経の調節が可能になりましたので、これにより、患者さんの痛みに対する耐性が上がり、より良い状態を作り出せるようになりました。

自律神経の調整が必要なのは、患部が慢性状態(交感神経の興奮状態)になると、軽い痛みでも余計に痛く感じる脳の反応があるからなのです。

手術をして当初は痛みが無くなっているが、再び痛みが出現するのは交感神経の害に他なりません。

治療内容

1回で最大限の治療効果を出すために、これだけの治療が必要になります。

  • 母指CM関節自体の抗炎症
  • 損傷した組織修復
  • 外側脊髄視床路への神経促通
  • 関連する脊椎椎間関節や仙腸関節の副運動の可動性回復
  • 新しく開発した腸腰筋治療
  • 骨盤と肋骨の動的可動性の回復と立位体幹軸の修正
  • 患部の悪玉活性酸素除去
  • 患部の血流改善と上肢筋群の筋力向上
     

  • 独自サポーターの巻き方の習得

  • 自己チクチク法の習得
  • 正しい村坂ストレッチ法の習得

使用する治療法

  • 低周波通電/微弱電気通電
  • 特殊電気鍼治療(独自開発)
  • チクチク療法(長田式無血刺絡療法)
  • 解剖運動学に基づく矯正法
  • 村坂腸腰筋療法(仮)
  • パーマー式カイロプラクティック
  • アクティベーター療法
  • リアライン療法
  • 高濃度人工水素水浴
  • 加圧リハビリ(医療目的加圧トレーニング)

チクチク療法だけ痛みを伴います。

経過

初日

股関節の開排運動も正常になり、頚椎の可動性も回復しました。

両手母指CMの状態も良くなりましたが、右手は無理をすると痛みが出やすいです。

2日目

初日の治療後、ホテルに到着後にペットボトルの蓋を開けられたそうです。サポーターを巻いていますがたいへん喜ばれました。2回目の挑戦は痛みが出たそうです。

左手のスワンネック変形も消失しています。

患者さんは、当院特製サポーターの効果に驚かれています。

村坂ストレッチ法もサポーターを装着し行うと関節面の矯正が行われ痛みが少なく実施できます。

感想

自己リハビリを2日間に渡り勉強されましたので、今後は自信を持って生活ができます。

やはり50代は治療効果が出やすいと考えますが、何歳になっても、変形が進んでも、関節の状態を正常へ持って行くと体は変化し、今までの痛みが減るのは確かなので、最後まであきらめないようにして下さい。

患者さんは、2日の治療終了後に「これで今後の生活に自信が持てます!」と言われました。

関連痛の存在、改変引用:Dermatome (anatomy) - Wikipedia

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。