結果を出す手技療法のパイオニア

パーキンソン病の81歳女性 歩容や仮面様顔貌も少しずつ改善しています

パーキンソン病の81歳女性です。

当院の治療により、歩容状態が順次改善しております。

発症は2.3年前からで、当然、投薬治療(メネシット配合錠)は受けておられます。リハビリも実行されていますが、少しずつ状態が悪くなっていると言われます。

通常、パーキンソン病は、このような経過をたどります。

パーキンソン病の特徴である、首を持ち上げられないという状態も出てき、ご家族の方は大変心配されておられます。

来院時の状態

歩行は介添え者にて、四点式(4点杖)で歩くことは可能ですが、すくみ足になります。玄関で靴が中々履けません。

手の振戦(ふるえ)はありません。

顔の表情も仮面状態です。パーキンソン病の特徴です。

治療

以前、パーキンソン病は医師の治療が最善策と思い取り組みを致しませんでしたが、近年、この疾患に罹る人が多く悪化するのを座して待つだけなので、現在の治療を模索しました。

PubMed®に投稿されている論文から縦断検索をし、実際に臨床に使えるのをチョイスしています。

現在は当院独自の治療体系(チクチク療法+鍼灸+マイクロカレント+高濃度水素水浴)となっています。鍼灸経穴は独自のものになり書籍には載っていません。

下肢の状態の改善と、脳の活性をいかに行うかがカギになります。

また本治療法は、人体への非侵襲性なので極めて安全と考えています。

結果

パーキンソン病/パーキンソン症候群の特徴である、すくみ足の状態が大幅に改善されました。

【すくみ足=歩こうとするとその場で足踏み状態になり足が前に出ない状態】

治療直後はスタスタ歩かれます。玄関でのもたつく時間も少なくなっています。

首も持ち上げられるようなり、かつ前を向ける時間が増えてきました。

笑い顔もされるようになり、仮面状態からも回復傾向です。

継続通院が大切で、患者さんは週1回で通院されて見えます。

私の考え

神経の変性が完成する前に、早い時期からの治療が大切です。

リハビリでやれそれと運動をさせてもそれほど効果が出ていない印象です。まだあるドーパミンを早期に使い果たして、悪化するのを助長するのではないかと思っています。

発症から2.3年、ヤール分類3迄なら改善する可能性が高いですが、随分経過したのでも継続治療により変化が出る場合があります。

ヤール分類 – Google 検索

脳内に電極を埋め込み【深部脳刺激療法(Deep Brain Stimulation:DBS)】、良好な経過になっている人もいますから調べてみて下さい。

脳深部刺激療法(DBS) – Google 検索

表紙はイメージです。

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この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。