独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)とNTT東日本が、IPA「シン・テレワークシステム」(新型コロナウイルス対策実証実験)を提供しています。
開発元
ソフトイーサ Web サイト – ソフトイーサ Web サイト
天才プログラマーの登大遊さんです。
天才プログラマーが2週間で構築 テレワークシステムが好評https://t.co/ANpgTQeCZn
世界の技術者がしのぎを削るシステム開発の世界ではスピードが命。ただ、日本の大企業の開発現場は部署間の縦割りや、セキュリティー対策を重視する傾向があり、新技術の導入は遅れがちです。
— 産経ニュース (@Sankei_news) June 13, 2020
実証実験が延長されました
当初は 2020 年 10 月 31 日まで実証実験を継続する予定でしたが、国の「新型コロナウイルス感染症専門家会議」の提言を受け、当面の間、延長をしたいと考えています。
とアナウンスされました。
やったー! HEROES/ヒーローズのヒロ・ナカムラ風
「シン・テレワークシステム」
NTT東日本-IPA「シン・テレワークシステム」(新型コロナウイルス対策実証実験)|法人のお客さま|NTT東日本
個人でも使えます。
これはWindows専用です。MACやchromeBook用はブラウザで対応しています。
NTT 東日本 – IPA 「シン・テレワークシステム」 – 2021/08/05 HTML5 版 Web クライアントの公開について
サーバー側(リモートされる)
クライアント側(リモートする)
良い点
総合的にキビキビ動きます。国産なので安心です。
残念な点
リモートされる側のPCの音量が毎回最大になります。Microsoftのリモートデスクトップも同じ症状になります。
リモートアクセスの安全性が重要です
企業でも個人でもリモートを使わないのは、安全性が担保されないからで、このような認証を設定すれば、ほぼ悪意のある第三者はアクセスできないと思います。
アクセス履歴も残るのが素晴らしいです。
クライアント検疫機能
クライアント検疫機能 (アンチウイルスおよび Windows Update 適用検査機能)があり、クライアントが古いバージョンやウイルス対策がなされていないとアクセスできません。
二要素認証・ワンタイムパスワード (OTP) 機能
2段階認証は、認証を他のデバイスでするもので、この場合はスマホなどで認証しますから、悪意のある第三者がアクセスしにくくなっています。
アクセス画面がワンタイムなので、犬(ワン)と時計(タイム)で親父ギャグです💦
実際のパスワード画面
2段階認証を通過して、通常のパスワードの入力も必要になります。
クライアント MAC アドレス認証機能
MACアドレスは、LANポートに当てられる固有のナンバーです。よって、サーバーからMACアドレスを登録しておけば、他のPCからアクセスできません。
マイナンバーカードを用いたユーザー認証機能
固有証明書認証として使用できます。
仮想マルチディスプレイ機能
一番驚いたのが、リモートされる側のPCが一つのディスプレイでも、リモートする側がマルチディスプレイだとマルチで操作できることです。信じられないし、凄く使いやすいです。
私はこの機能が一番気に入っています。
行政や企業の高度のセキュリティ対策は
NTT 東日本 – IPA 「シン・テレワークシステム」 – 行政情報システム適合モード (中継システムの IP 範囲の限定)
NTT 東日本 – IPA 「シン・テレワークシステム」 – エンタープライズ環境用ポリシー規制サーバー機能
NTT 東日本 – IPA 「シン・テレワークシステム」 – 組織による本システムの利用規制申請
「テレワーク作業向上を目的としたユーザー・エクスペリエンス機能」が楽しい
「テレワーク開始前のリラックス・モード」
1990年代にパソコンをモデムで繋いだ人は懐かしいです。ピーヒャラャーと音がします。スピーカーをオンにしないと聞けません。ワクワクした昔を思い出します。
「お疲れ様でした画面」機能
日本らしい画面で癒やされます。
安全性も担保され国産ですから安心して使えます。