舞台中央が、牢獄です。
舞台頭上から地上から下りる階段が下りてきます。ここへ投獄されるところから始まります。
セルバンテス/ドン・キホーテ: 松本幸四郎
今更ながら名優です。
テレビでは何度も拝見していますが、舞台は初めてです。
音声の調整がイマイチなのか、セリフが聞こえにくかったです。
しかし、歌唱は最高です。73歳という年齢を感じさせない迫力と艶がありました。
松本幸四郎 (9代目) – Wikipedia
アルドンザ: 霧矢大夢(きりやひろむ)
元宝塚男役トップスターです。
こなれた演技をそつなくこなされています。この辺りは宝塚の方は安心して観られます。
感動したのは、キハーナが床に伏してドン・キホーテの記憶をなくしていて、そこを見舞った時の歌唱が素晴らしかったです。
このシーン!
久しぶりに、あんなにファルセットをキレイに歌う人を初めて観ました。本当に感動しました。ありがとう。
霧矢大夢 – Wikipedia
サンチョ: 駒田 一
名バイプレーヤーです。
レ・ミゼラブルでテナルディエを演じられていたので安心して観られます。
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アントニア: ラフルアー宮澤エマ
今回1番観たかった人です。
宮沢亜門さんがミュージカルに引き入れたと言ってましたので、どれだけ凄いのかなと興味津々でした。
本当に素晴らしかったです。あの透き通る歌声をもう一度聞きたいです。もっと聞きたいです。
ラフルアー宮澤エマ オフィシャルブログ Powered by Ameba
神父: 石鍋多加史
迫力のある歌唱でした。バリトンの名手です。
サンビーム|石鍋多加史
家政婦: 荒井洸子
感情の表現を非常に高いキーで場を盛り上げました。プロフィールみたら凄い人でした。
荒井洸子 – Wikipedia
床屋: 祖父江進
少しコミカルな役どころで舞台には必要です。またムーア人の男役も格好良かったです。
祖父江 進 -Susumu Sobue-M&Sダンススタジオ
カラスコ: 宮川 浩
キハーナと対峙する役どころです。良い声してます。
牢名主: 上條恒彦
外せない名役者です。演技も声も素晴らしいです。
上條恒彦 – Wikipedia
おまけ
ドン・キホーテとサンチョが旅に出るときのロバ役の役者さんのステップが最高に格好良かったです!
行進の様子をタップダンスで表現して相当な使い手だと思われます。
山本真裕さんがロバ役でしたが、もう一人は誰なんだろう?
隊長: 鈴木良一
ギター弾き: ICCOU
ペドロ: 大塚雅夫
ムーア人の娘: 萩原季里
マリア: 塚本理佳
フェルミナ: 仲由幸代
カーテンコール
カーテンコールは3回ありました。
地方公演の醍醐味というか、もう、ラ・マンチャの男に会えないかもしれませんので、別れを惜しんで観客みんなで盛大な拍手です。全員スタンディングオベーションです。
幸四郎さんが、深々とお辞儀をしてありがとうと言っているのが感動しました。
3回目の時、宮澤エマさんと荒井洸子はハンカチで涙をぬぐう仕草をしてくれました。霧矢大夢さんが「オレ!」とフラメンコのポーズを取ってくれました。
画像はまつもと市芸術館の2階