ミュージカル「エリザベート」2015のトート役は城田優さんのを観ましたが、同じ役で大評判だった井上芳雄さんが主演の物語です。
日本初演です。
翌日早朝からのセミナーに向けての大阪入りを兼ねての観劇です。一階中央下手、ソワレ(夜公演)18:30分開演です。
会場
兵庫芸術文化センター(西宮)、中ホールです。素晴らしい施設です。便利です。
劇場への行き方・兵庫県立芸術文化センター(西宮) 地方の私でも案内出来るように考えました | 村坂克之@小又接骨院のブログ 飛騨・高山・下呂
あらすじ
19世紀のイタリア、ミラノ。
騎兵隊の兵士ジョルジオは、美しいクララとの情熱的な逢瀬に夢中になっている。
しかし、ほどなくして彼は、ミラノから辺鄙な田舎への転勤を命じられ、その地で上官リッチ大佐の従妹フォスカに出会う。
病に冒されているフォスカは、ジョルジオを一目見て恋に落ち、執拗なまでに彼を追いかけるようになる。
クララへの愛に忠誠を誓い、フォスカの愛を受け入れないばかりか、冷たくあしらうジョルジオだったが、やがて……。
引用:見どころ&ものがたり2015/2016シーズン演劇「パッション」 | 新国立劇場
passionの意味
このミュージカルの題名であるpassionの意味は、「熱愛・情熱・熱情」や「キリストの苦難」になり、原語のラテン語は「苦痛」となっています。
観劇した後に「言い得て妙」と納得しました。
ソンドハイム・メロディ
ソンドハイムさんは「スウィーニー・トッド(Sweeney Todd)」などに携わり、トニー賞を受賞されている方です。『ウエスト・サイド物語』『太平洋序曲』など、数多くのミュージカル作品を生み出した方です。
現代音楽のような難解なメロディーです。今までのジャジャーーンというか、リズム感のある音楽ではないので最初は戸惑いました。
しかし、そこを井上芳雄さんをはじめ、和音美桜(かずね みおう)さん、シルビア・グラブさんが、本当に会話のように歌い上げます。一幕はへぇーという感じでしたが、二幕から見入ってしまいました。
他のミュージカル自体も演技で会話から歌唱に代わりますが、それが全く普通の会話のように感じられるメロディーです。
素人の私が聞いても難しいメロディーを難なくこなされるので、さすがプロだなと納得します。
データ
【公演情報】
ミュージカル『パッション』 日本初演
<スタッフ>
作曲・作詞:スティーブン・ソンドハイム
台本:ジェームス・ラパイン
翻訳:浦辺千鶴
訳詞:竜 真知子
音楽監督:島 健
演出:宮田慶子
<キャスト>
井上芳雄 和音美桜 シルビア・グラブ 福井貴一
佐山陽規 藤浦功一 KENTARO 原 慎一郎
中村美貴 内藤大希 伊藤達人 鈴木結加里
東山竜彦 吉永秀平 一倉千夏 谷本充弘
白石拓也 小南竜平 岩橋 大 荒田至法
引用元:2015/2016シーズン演劇「パッション」 | 新国立劇場 http://www.nntt.jac.go.jp/play/passion/
追記:2015/11/25
バーブラ・ストライサンドやブロードウェイの著名な作曲家スティーブン・ソンドハイムらが、文民に贈られる最高位の勲章、大統領自由勲章を受章することが明らかとなった。米BROADWAY.COMが伝えている。
引用:バーブラ・ストライサンドらブロードウェイの著名人、大統領自由勲章を受章することに! | エンタステージ
* 井上芳雄さんの丁寧な歌唱は聞き惚れます ミュージカル「パッション」2015 in 兵庫芸術文化センター(西宮)その2 | 村坂克之@小又接骨院のブログ 飛騨・高山・下呂