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母指CM関節症の58歳男性(オーボエ奏者)、運指の痛みや違和感が減り指が動くようになり今後も演奏を続けられます

遠方からの来院ありがとうございます。滋賀県からお越し下さいました。

2日間の治療日程です。

自営業ですが、ノンプロのオーボエ奏者です。

お車で来院されました。

来院までの状態

母指CM関節症は5年ほど前より痛みや違和感を感じるようになってきました。

一昨年から本格的に痛くなり、近所の整形外科を受診し湿布や装具を処方されました。注射はしたことがありません。後は手術しかないとのご託宣です。

同時期に丸ノコで左人差し指の先端を切り、オーボエの演奏も諦めないとダメかと思ったそうですが、皮膚や筋肉の欠損だけで縫合で済んだそうです。

しかし、このケガで母指CM関節への負担が増える結果となりました。

オクターブキーの操作でも痛みが出ます。

腰の痛みをストレッチで治したことがあり、ネットで当院の記事を読まれ、整形外科医以外の治療で改善するのではと期待されての来院です。

初検の状態

左手の母指 CM 関節症です。グレード2相当ですが凸変形が出始めています。

左肩甲帯が異常発達しています。単なる筋肥大なのか代償性なのかは治療すると判明します。

右手はほんの少し症状が出始めています。腰痛、肩こりがあります。

ノンプロのオーボエ奏者で、1.2ヶ月に1度の演奏会に出席されています。

練習は1日おきに行い、プロの先生に師事されています。

オーボエ奏者なので手を酷使しています。左手を使うキーはオクターブの操作をするのだそうです。

これの操作に痛みを感じるそうです。

日常生活でも、草刈り機やチェーンソーの作業もされます。

初日の治療

当院規定の母指 CM 関節症の治療を行います。

治療内容

1回で最大限の治療効果を出すために、これだけの治療が必要になります。

  • 母指CM関節自体の抗炎症
  • 外側脊髄視床路への神経促通
  • 関連する脊椎椎間関節や仙腸関節の副運動の可動性回復
  • 新しく開発した腸腰筋治療
  • 骨盤と肋骨の動的可動性の回復と立位体幹軸の修正
  • 患部の悪玉活性酸素除去
  • 患部の血流改善と上肢筋群の筋力向上
  • 独自サポーターの巻き方の習得
  • 自己チクチク法の習得
  • 正しいストレッチの習得

使用する治療法

  • 低周波通電/微弱電気通電
  • チクチク療法(長田式無血刺絡療法)
  • 関節運動学矯正法
  • 村坂腸腰筋療法(仮)
  • パーマー式カイロプラクティック
  • アクティベーター療法
  • リアライン療法
  • 高濃度人工水素水浴
  • 加圧リハビリ(医療目的加圧トレーニング)

チクチク療法だけ痛みを伴います。

治療にもよく反応し終了しました。

肩甲帯の緊張は明日どのように変化するか楽しみです。

前前腕筋や手指の異常緊張

この患者さんも前前腕筋や手指の異常緊張を認めました。

ご自身の体質と思い、しっかり正しいストレッチ方法を学んで頂きます。

二日目の治療

痛みは20%ほど増加しましたが、親指の動きはすごく良くなりました。

この痛みは治療のリバンド現象です。

お宿で楽器の運指の練習をしたそうですが、非常にスムーズに指も動き希望が出たそうです。

問題の肩甲帯の腫れは、ほぼ右側と比べがつかないほど引いてしまいました。

これは、CM関節の痛みや欠損した指の動きが悪いための代償性運動だったと思われます。

初日と同じように治療します。

楽器の操作による母指CM関節の負担

患者さんによると、管楽器系の奏者がこのような指の病気になるのが凄く多いそうです。

今後は、自己ストレッチとご自分で出来る治療法を学んでいただきましたので、痛みも上手にコントロールできます。

ますます、楽器の腕前が向上し良い演奏を聴かせてくれることでしょう。

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この記事を書いた人

村坂 克之

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。