ベーカー嚢胞の59歳男性、治療で正座は可能になりましたが嚢胞は消退せず半減まで、1ヶ月後に再来院されます

遠方からの来院ありがとうございます。北海道からお越し下さいました。

先日の北海道胆振(いぶり)東部地震の時は、凄く揺れ、会社のエレベーターとプレハブ倉庫が壊れたそうです。

東京への出張を兼ねて来院されました。

1回の治療予定です。

来院までの状態

2.3年前から膝裏に張りを感じ始めました。

雪が溶けて、今春、運動を開始したら膝に痛みを感じたので休みながら始めました。

登山は可能です。

9月にウォーキングをしたら激痛が出て運動を中止しています。

正座は2週間前からできなくなっています。

膝の痛みは、大学生の頃、サイクリング部でガンガン走ると痛みが出ましたが、2時間ほど休憩すると再び走れたそうです。

靱帯損傷などの既往はありません。

初回の状態

左膝にベーカー嚢胞(嚢腫)を認めます。

膝窩と内側部にあります。 圧を掛けると交通しているのが判明します。

大きい方です。

フーシェ徴候も陽性です

Foucher’s sign: The cyst becomes hard with knee extension and soft with knee flexion;
フーシェの徴候:嚢胞は膝伸展位では硬く、膝屈曲位では柔らかくなります。

治療

当院規定のベーカー嚢胞の治療を行います。

治療後に、正座は痛み無くできるようになりました。

腹臥位(うつ伏せ)では、嚢胞は消失していますが、立位では嚢胞が出できます。

立位で消失しないと再び出てきます。

男性のベーカー嚢胞

男性は関節が固いので、逆止弁も開きにくいです。

嚢胞の逆止弁を開く手技

独自開発の嚢胞の逆止弁を開く手技を行います。

嚢胞は半減しましたが、消失までには至りませんでした。

自己リハビリが大切

ベーカー嚢胞が突出する部位が、半腱様筋、半膜様筋と腓腹筋内側頭との合わさる部分からになります。

1ヶ月間、足指リハビリと膝関節の隙間を広げるリハビリを、一生懸命行って頂きます。

来月に再び治療します。

お知らせ

この記事を書いた人

村坂 克之

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。