癌の患者さんに事務的に余命を言うのは止めて欲しい

末期の癌でも事務的に余命を言うのは止めて欲しいと願います。

家族は心構えとして必要な情報だとは思いますが、本人には言うべきでは無いと思っています。

希望を持たせて欲しいです。

緒方洪庵先生の「扶氏医戒之略」

緒方洪庵先生(1810 ~63)は大阪に育くまれた偉大な洋学者です。

フーフェランドChristoph Wilhelm C. W. Hufeland (1764~1836)著の「扶氏経験遺訓」から抜粋されました。

その七条です。

七、不治の患者でもその病苦を和らげたり、その命を助けたいと願うことは、医者の務めである。不治の患者を見放してしまうことは、人道に反したことである。たとえ救うことができなくとも患者を慰めるのが仁術である。少しの間もその命を長らえようと思わなくてはならない。けっしてその不治を告げてはならない。言葉遣いや態度などすベてに注意して、そのことを患者に悟らせてはならない。

癌の告知は大切だけど予後は?

告知は生きる努力のきっかけになるし大いに結構だと思いますが、余命はどれだけと生きる気力を失う発言は現に慎んで欲しいです。

近親者では全員外れています。短い人も長い人もいました。

余命を言うならデーターで中央値の説明からして欲しいです。しかし、中央値は統計とかやっていないと分からないし、「人を見て法を説け」なんですが。。。

勝俣範之医師

勝俣先生はご専門が腫瘍内科だそうです。

がん診療の誤解を解く 腫瘍内科医Dr.勝俣の視点 : コラム : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

気持ちが弱っている患者さんへ、効果の無いオカルト医学へ行かないように啓蒙活動をされています。著書も大変参考になります。

  

yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

余命に関する誤解(上) : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

余命に関する誤解(下)~標準治療の功罪~ : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

内科の先生は

懇意の内科の先生は、免疫療法や高濃度ビタミンCで治った人や延命した人は見たことが無いと言われています。

抗癌剤も体力を奪うので、やってみて効果が無ければ、延命のために体力温存にした方が良いと言われています。

西原さんの本にも

西原さんの本は「恨ミシュラン」から読んでいます。毒舌で大好きです。

最新刊の中に、「すべての患者様には、希望しか与えてはいけない」と、高須先生の名言が載っています。

表題文字にお借りしました。

エロもグロも一緒に書いてありますので、ある意味題名通りの劇薬です。

引用:ことばの劇薬/西原理恵子 (文春MOOK)

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この記事を書いた人

村坂 克之

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。