スポーツドリンクが無かった時代の対策が正解だったとの研究のデータです。
驚きました。
昔の人は偉いと再認識
再び、風邪を引いたらリンゴをすってみます。
一周回って元に戻る感じです。
人智は素晴らしいです。
脱水と言えば下痢です
「下痢=びちびち」と子供の頃は言っていました。
映画・蛍の墓で、節子が清太に「おにいちゃん、びちびち」のシーンを下痢関連の話題の時に思い出します。栄養失調になっての下痢です。
今の時代に生まれて良かったと思います。
経口補水効果のあるポカリスエットの発売は1980年(昭和55年)
最初は不味かった思い出があります。途中で味が変わってから爆発的に売れました。
風邪を引いたら
扁桃腺も腫れてものが食べられない
腫れるとツバを飲むのも痛いんです。結局、小学4年生の時に扁桃腺摘出をしてもらいました。今でもザクザク切る音を覚えています。
すりおろしたリンゴは風邪とセットで
毎回、風邪を引くとすりおろしリンゴが出てきました。
子供なので高熱が出てフラフラです。
隣の医者に言って喉にルゴール液を塗ってもらって、高熱があるとお尻に白いペニシリンを打ってもらうのが流れでした。
ペニシリンはお尻に打つのですがめちゃ痛いんです。しかし、あっというまに熱が下がります。
ペニシリンのアナフィラキシーショックが話題になってからは、注射は無くなって飲み薬になってしまいました。
薄めたリンゴジュースが本当に有効であるデータが出ています
ポカリスエットなどOS-1の経口補水液が出てきて、良い時代になりました。
ところが、薄めたリンゴジュースでも経口補水液並に効果があるとの論文が出でいます。
たとえ脱水状態の場合でも近年は口から水分をとったほうがよいと言われています。ORSと呼ばれる水分補給剤であれば、腸からよく吸収され、脱水も治療できます。
わざわざ痛い思いをして針をさされ、大事な「自然免疫」能力である皮膚に傷を付ける必要はありません。
そのような点滴が必要な患者は嘔吐などで水が飲めないなど、ごく一部の例外的な患者さんだけです。
子どもだと、少し水で薄めたリンゴジュースが脱水の治療に効果的だ、という研究が最近発表されました。リンゴジュースなら子供でも飲みやすいし、安価です。
痛い思いをさせて点滴を刺す必要は(ほとんど)ありません。
出典:岩田 健太郎. ワクチンは怖くない (光文社新書) (Kindle の位置No.1168-1174). 光文社. Kindle 版.