メンテナンスと称して定期的に美容に行かれる話を聞きます。
体も定期的な手入れをした方が良いと言う宣伝する業者もいます。そうなんでしょうか??
調子が悪くなってからで間に合う
私は悪く感じないのに、定期的な治療施術というものは不要だと思っています。多分、美容と治療がごっちゃになった結果だと思います。
但し、体調を崩すパターンが分かる人は、先手先手で受けた方が良いのは明白です。
調子の悪いときに治療施術を行い、調子が良くなれば終わりで良いと思います。
当院での患者さんは、再発しなくなったり、体調が崩れなくなる人が多く、頻繁に通院をしなくても良くなります。
元々、凄く悪かった人は早めの来院になられています。早目亭(時効警察より)
飛騨地方の習慣
過酷な労働が多かったのでしょうか?
岐阜県飛騨地方は、昔から定期的に按摩マッサージに通う習慣があり、美濃地方から嫁いで来た患者さんがたいへん驚かれていました。
本当の理由は労働より食習慣で、皆さん、今でも塩気の多い食べ物を食べていますから、当然高血圧が多く、それから来る肩がこりが多いのです。
肩こりの患者さんで、血圧管理をなめている人が多いです。何名も血圧から来る肩こりで内科へ行ってもらってます。
検診や内科で血圧は大丈夫ですと言われても、家庭内血圧が大切なのです。死にたくなかったら、朝起きて直ぐの血圧測定が大切です。
現代、長生きの人が多いのは、昭和50年代に血圧のお薬が発売されたのが本当の理由です。
高血圧の放置が一番ダメですから、しっかり血圧は下げておきましょう。認知症の予防にもなります。
良い内科医を捜しましょう。
検診しても見つからない
体のお手入れを定期健診と同じように考えてしまう方がいますが、残念ながら定期検診で見つかる病気というのは、1%にも満たずに、存在の意義が問われているのは事実です。
実際、病気というのは7割ぐらい悪くならないと検査に引っかかってきません。悪い状態が半分5割以下ではほとんど分からないし、本人も感じないのです。
残念ですが、定期的に治療施術した人と、そうでない人の将来は何ら変わることは無いのです。
但し、受けることにより、明日への気力や活力が生まれるのなら是非やって下さい。
体の強弱
体の丈夫さというのは凄く個人差があります。その差は年々広がる一方です。
運動施設で、高齢の人がはつらつと運動されていますが、もともと丈夫な人がほとんどで、虚弱から脱出して丈夫になったという方はほとんどいません。
虚弱が悪いというわけではなく、そういう方は体の限界というのが直ぐ分かりますから、かえって長生きする人が多いです。
丈夫な人ほど無理をするので短命な傾向です。
体の調子は人それぞれなので、治療施術を受けるタイミングは、各人の判断になるということです。
悪いときに、ちゃんと直してくれる先生を見つけておくことが大切だと思います。
心の健康が大切
心の健康が保てないと一発でダメになりますから、肉体労働が少ない現代人は、精神衛生の方が大切です。
決して人の心を見てはいけません。そこからは、疑心暗鬼しか生まれないのです。
自分の心から目を離さないようにして下さい。