顎が痛いと食事も楽しめないので、年齢を問わず来院されます。女性に多いのは、元々関節自体が緩いのが一因かもしれません。
最近の症例としては、20代女性、2回で略治しました。
症状は
口が大きく開けられない。口を開けるときに痛い。口を開けるときに音がすると同時に痛い。食べるときに痛い。
世界標準のメルクマニュアルには
顎関節症 – 18. 口と歯の病気 – MSDマニュアル家庭版
半月(板)とは
関節の間にありクッションの役目をします。関節の動きや滑りをよくする軟骨状のものです。
標準治療の流れ
口腔外科や歯科を受診される場合が多いです。
歯科でスプリント(マウスピース)を作って付けることは有効な治療です。やったことないなら先生に作ってもらいましょう。
患部を超音波を当てたり、マイクロ波を当てたりします。
消炎鎮痛剤を処方されます。
内科疾患や自律神経とは全く関係は無いです。
片噛みのクセがあるとなりやすい傾向はあります。
しかし、治らずに噛み方や口の開け方を加減して痛みを避けている人が多いです。
当院の治療
顎関節半月板の位置の手技矯正術
(変形が伴う場合は何回か必要になります・痛くありません)
頸椎の矯正(C1-C7)
(頸椎椎間関節の運動状態を治します)
頭部の外側脊髄視床路への治療
(顎関節の連結はC3のみではありません)
顎関節のクリック音は消失しない場合もありますが、痛みは無くなります。
痛い患部に針をしたりマッサージをしたりするのを見かけますが効果はいまいちの場合が多いです。これは、顎関節症半月板の状態が改善されないからです。