当たり前の症状なのですが、見過ごされている現状があります。
梨状筋症候群
絞扼性神経障害(こうやくせいしんけいしょうがい)の一種です。
この筋肉が弛緩できなくなり、神経を押さえて多彩な症状が出ます。
殆どの症状に関連していますが、画像診断で高位の脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの診断があると、二の次になっています。
二の次になるために治療も行われなくて、症状が改善しない人が大変多いです。
梨状筋が反応する物理刺激は
色々な物理療法がありますが、反応するのは一部の刺激に限定しているのを近年発見しました。
椅子の生活が多い現代は多発している
椅子の生活が多い現代は、梨状筋症候群が引き起こしている症状が大変多いです。
この筋肉の特徴は
小さい筋肉なので疲労にはめっぼう強いですが、一旦、緊張状態になると、なかなか元には戻りません。
外側脊髄視床路への治療が奏効する
神経の再学習を兼ねての治療が有効と考えています。
仙腸関節の機能異常を正しても治らないです。ここが治療も難しさでも有り、楽しさでもあります。
手術後もしびれが続く場合は交感神経の緊張もありますが、梨状筋症候群も原因の一つと考えています。
変形性関節症がある場合も梨状筋症候群が併発していることが多いです。
ヨガはあまり良くない場合が
ヨガのポーズは余計に悪化させる場合があります。
股関節の柔軟性を目指すのは良いことなんですが、梨状筋を伸ばしすぎて、その場は楽になりますが逆に異常緊張を引き起こす場合があります。