胸椎11番・12番の矯正が成功しないと脊柱管狭窄症などの馬尾神経症状は改善しません。
肩こりがあり腰も痛いのはこの連結が上手くいかないのが一つの原因です。
解剖学
横隔膜が椎骨の前面に付着します。
胸椎11番・12番で変わる関節面
この場所で関節面が変わるのが1番の問題点です。
90度変わります!
関節面が変わるということは、動きも変わります。この関節面が肝心なのです。
胸椎11番・12番は小さい椎骨
胸椎11番・12番は小さい椎骨なのに上半身の体重を支えるます。
尻餅で圧迫骨折を起こす好発部位でもあります。
胸椎11番・12番の関節の動き
この関節面の動きが引っかかると、下半身の色々な症状を引き起こします。
癒着化すなわちフィクセーション(fixation)です。ずれと言われるサブラクセーション(subluxation)ではありません。
矯正は簡単そうで難しい
胸椎11番・12番に関しての記述の書籍はほとんど無く、手技を独自で開発しました。これが【村坂療法】の一部分の手技です。
鍼灸の経穴
【督脈】T11:中枢(GV7)、T12:脊中(GV6)
【太陽膀胱経】、T11:胆兪(BL19)、T12:脾兪(BL20)、
【太陽膀胱経二行線】、T11:陽綱(BL48)、T12:意舎(BL49)
督脈の中枢(GV7)、脊中(GV6)の漢字は、役割そのものを指しています。
仙腸関節とセットの動き
仙腸関節や腰仙関節との動きと協調しています。
仙腸関節の副運動を治しても改善しない腰痛はここに原因がある場合が多いです。
この矯正が正しく行われると、今まで以上に症状の改善が早くなります。
分かって来たこと
必要なのは、この場所が副腎の位置と同じなので治療することにより、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の分泌を調整すると考えています。
手技療法はこの場所の、筋肉の過緊張や過緩和、関節のフィクセーションを治すだけです。
患者さんの自然治癒能力が、分泌を促進や抑制するを自動で判断します。
悪い人ほど調節能力が低下していますので改善までに時間がかかりますが、時々、劇的に改善する人もいますので、治療は本当に面白くやりがいがあります。