女性に多い変形性股関節症初期(股関節インピンジメント=FAI) を判定する徒手スクリーニング検査を実施しています

女性に多い股関節疾患があります。

ここでは主に変形性股関節症についての話です。

痛くなって整形外科を受診され画像診断で判明したら、後は手術の実施まで痛み止めを飲み過ごすしかありません。

治療でなんとかなりませんかと、随分悪くなってから来院される人が多いのです。

この事態をなんとかする方法はあるのでしょうか?

どげんかせんといかん!( 東国原英夫さん風)

事実として、画像診断で判明するはるか以前に、徒手検査で異常が出ることが多いので提供することにしました。

股関節の変形の変遷

おかしいなと気づいてから10年20年30年と経ち変形性股関節症が完成されます。

股関節インピンジメント – Wikipedia

股関節の異常の始まり

なんとなく股関節が痛いなと感じます。腰からの関連痛の場合も多いですが、股関節異常の始まりの場合もあります。

この段階で徒手検査を受けられるのが一番良いです。

最初は仙腸関節の機能異常として出て、腰痛も併発する場合も多いです。この段階だと、どんな物理療法でも改善します。痛み止めを飲めば直ぐ治ります。

殆どの人はこのような繰り返しで、中年を迎えます。

あきらかな股関節の痛み

この段階になると、レントゲン、CT、MRIの画像診断に異常と出てきます。

物理療法や痛み止めで改善はしますが、加齢も加わり進行は止められません。

診た先生から、後々は手術になりますねとご託宣をありがたく頂戴します。

私たちの物理療法で劇的に改善する人も多く、患者さんは色々な治療を探し受けられています。

最終的には手術

跛行(はこう)=(びっこ)になり痛みが強くなるようですと、手術をすることになります。

手術をすれば股関節の痛みは無くなります。あと何年生きるかは神様しか分かりませんから、超高齢化社会の現代では積極的に手術をすることをお勧めします。

思うに、痛みを我慢するために体が歪み背骨が曲がることも多いので、そうなる前に手術をしたほうが賢明と考えます。

股関節は、辛かったら痛みを我慢せず手術をして、楽になり余生を楽しんで下さい。

股関節の徒手スクリーニング検査

  • Fadirf(膝屈曲位で股関節を90度屈曲し、その位置から内転、内旋、屈曲。仙腸関節の前屈が起こる。)
    Fadirf(ファディーフ)テストの動きは、膝屈曲位、股関節90度屈曲、内転、内旋、屈曲。
  • Patrick(パトリック)テスト:仰臥位で股関節を屈曲・外旋し,足部を反対側の大腿にのせて胡座をかいたような姿勢にして膝を下に押しつける。
  • Fabere(股関節90度屈曲位から外転、外旋、伸展。股関節に問題がなければ仙腸関節の検査になる。仙腸関節前屈が起こる。)
    Fabere(ファベーレ)テストの動きは、膝屈曲位、股関節90度屈曲位、外転、外旋、伸展。

このテストにて股関節痛を誘発させます。仙腸関節へのコンプレッションテストにもなります。

関節の動きの滑らかさを判別します。

一連のテストも力任せにやり股関節を痛める術者も多く、異常かどうかを上手に引き出すには、数をこなし指導を仰ぐしかありません。

何歳から

女性は小学生高学年、中学一年生くらいから実施しています。

中年の女性も違和感や痛みを感じたら徒手検査をお勧めします。

今までの臨床経験から、早期に股関節の可動性を改善することにより、後々の股関節疾患を予防や発症を遅らせることができると確信しております。仙腸関節との関連がはっきりしています。

家族性も多いので、お母さんやお婆ちゃんが変形性股関節疾患の場合は検査をお勧めします。

先天性股関節脱臼も、当院の治療で痛みや可動域は改善し経過も良好になりますが、最終的に手術になるのは仕方無いです。

費用などはお問い合わせ下さい。

お知らせ

この記事を書いた人

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。