背中のスジを寝違えたと来院されました。季節の変わり目には、寝違えや筋違いが多発します。
呼吸での痛みは出ませんが、体位を変えたり首を動かすと激痛です。
ツボの膈兪(第7・第8胸椎棘突起間の外1寸5分)、胸椎7.8.9は横隔膜の関連で筋違いを起こしやすいです。
アレルギーの基礎疾患
現在、デュピクセント(デュピルマブ)を月に1回投与されています。
高額療養費制度を利用されていますが、負担が重いそうです。
治療
1日目
通常の背中の筋違いの治療、マイクロカレント通電と脊椎矯正(後頭骨・頸椎・胸椎)を行いました。
解剖運動学に着目した独自の矯正法マニピュレーションとは – 【公式】小又接骨院・鍼灸院
2日目
変化がないと、逆に悪くなったような印象ですと言われます。
あれ、普通は良くなるのに。強いアレルギーのある人は真逆の反応が出ることが多いです。
患者さんは去年、急性の肩関節炎が刺絡で劇的に良くなったので、今回もやって欲しいと言われます。
関節炎も一種のアレルギーと考えた治療でした。なるほど、りょーかいデス!
アレルギーをメインとする治療(刺絡)を行いましたら、その場で60%位改善しました。
次ぎに、背中に関連するツボへ刺絡を行いましたら、90%改善しました。
刺絡療法(井穴刺絡・頭部刺絡・細絡刺絡) – 【公式】小又接骨院・鍼灸院
今回、刺絡を行いましたが、刺さない鍼ソマニクス®でも同じ効果が期待できます。
私も患者さんもビックリです。去年も二人してビックリしたことを思い出しました。
基礎疾患を踏まえて、運動器の痛みの治療をしないとスパッと改善しない一例でした。