結果を出す手技療法のパイオニア

【舞台 アルカディア 2016 感想】 堤真一や寺島しのぶの演技に魅了され、井上芳雄の声に聴き惚れ、趣里の初々しさが清々しい

「英国演劇界の至宝トム・ストッパードの最高傑作、ついに日本初演」とのことで行ってきました。4月某日。

トム・ストッパード – Wikipedia

シス・カンパニー公演(SIS company inc.)

アルカディア http://www.siscompany.com/arcadia/

会場

シアターコクーン | Bunkamura

IMG_1070

大きすぎず良いです。

概略

イギリス19世紀と現代の二重構造の劇です。
同じテーブルで繰り広げられる時代を超えた推理とラブストーリー。

しかし、現代劇は難しい。

上演時間

1幕1:24分 休憩15分 2幕1:16 計2:55

あっという間の3時間でした。

感想

堤真一さんと、寺島しのぶさんとの信じられないくらいの長台詞の掛け合いは、観られて幸運でした。お二人ともテレビでしか拝見したことが無いので、生の舞台では迫力がありました。

若手の趣里さんや初音映莉子さんは、フレッシュな演技の中にもベテランの俳優陣に迫る印象は好感が持てました。それはそのはずで趣里さんは、水谷豊さん伊藤蘭さんのご子息でしさた。初音さんはハリウッド映画「終戦のエンペラー」に主演されています。

井上芳雄さんは、昨年のミュージカル「パッション」にて、歌唱も演技も丁寧で、歌は本当に聴き惚れます。

浦井建治さんは、仮面ライダー出身ですか、演劇で活躍されています。今はStarSのメンバーで井上芳雄さんや山崎育三郎さんとユニットを組んでいます。

山中崇さんは、深夜食堂で観て個性的で良い役者さんです。

神野三鈴さんは、声に色気がありうっとりしました。演技も素晴らしかったです。

セリフの注釈

後で分かったのですが、注釈しておきます。会話だと全く分からないです。

いんとんしゃ=隠遁者
さじ=些事

劇中、たくさんで出来ますので、注意です。

演出の栗山民也さん

栗山民也 – Wikipedia

大竹しのぶさんの「ピアフ」の演出もされています。これも素晴らしい舞台でした。

物語の推理(ネタバレあり)

一緒に観劇した方の考察です。

Don’t think Feel(考えずに感じろ)みたいなことばっかりでなんかめんどうで、演出の栗山さんが言うにはラブストーリーらしい。

恋愛の相関

200年前

家庭教師セプティマス・ホッジ(井上芳雄)はミセス・チェイター(未登場)と不倫関係で、トマシナの母(レディ・クルーム:神野三鈴)が好き。

ブライス大佐はミセス・チェイターと不倫、その為にミスターチェイターを支援している。

トマシナの母(レディ・クルーム:神野三鈴)は詩人バイロンが好き。

現代

バイロン研究家のバーナード(堤真一)肉欲的抱擁しようぜと、ベスト・セラー作家ハンナ(寺島しのぶ)に言い寄る。

クロエ(初音映莉子)はバーナード(堤真一)が好き。

カヴァリー家の末裔ヴァレンタイン(浦井健治)、ガス(安西慎太郎)はハンナ(寺島しのぶ)が好き。

ミステリー

幕が開けると、最初に観客は200年前に何があったか分かる。

次に現代では200年前こうやったんやない?と推理が始まる。

チェイターはバイロンに殺されてないのは知ってるけど、堤さんはその説が正しいって突っ走ってる。

最大の謎解きポイントがオプティマス・ホッジ(井上芳雄)

寺島さんは、屋敷の庭園の歴史に付いて調べてて特に隠遁者の庵に熱心だった。

隠遁者って誰?

屋敷にあった資料?かなんかをカヴァリー家長男に解読協力頼む。

長男は隠遁者は気が狂ってると。(今はコンピューターですぐ出来ることを手動でやってた)

隠遁者の正体分かった!証拠が欲しいと寺島さんが!

カヴァリー家次男がホッジの肖像画を寺島さんにあげる!!!!

証拠ゲットの舞(ワルツ)

肖像画の受け渡しの為にカヴァリー家次男(安西慎太郎)の人だけ1人二役やったのでは?過去と現代の繋がり的な役目!

トマシナは天才すげぇ数式を庭園の設計図に落書き最終的には世界滅ぶ的な結果になるもの?
この数式を証明するの大変。

家庭教師は滅ぶなら私たちの意味は?!と絶望、、、トマシナはワルツでも踊れば。

そんな無邪気なトマシナもこの後死ぬ=滅ぶ

ワルツが感動的なのって滅びに向かう数式を導き出したトマシナの滅び前だからか。

ホッジ(井上芳雄)は人妻と浮気してるけど本命の女性は別の男に夢中、本命に気持ち告げるが振られる。

そんな家庭教師が教え子に惚れられる。ホッジすごい最後の夜拒否するが、ワルツのときホッジからも熱い接吻、トマシナのこと嫌いではなかったと思う。

あの夜トマシナの元に行っておけば、火事でトマシナは死ななかったと後悔しながら、数式の反復を生涯やったのではないかと思うと泣けるし、最後のワルツが切ない。

演者のみなさん

堤真一さん
SIS company inc. Web

寺島しのぶさん
ほどほどに TERAJIMA Shinobu Column

井上芳雄さん
井上芳雄オフィシャルサイト*ホーム

浦井健治さん
CANDID | ARTIST PROFILE | 浦井 健治

安西慎太郎さん
安西慎太郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

趣里さん
趣里 | TOP COAT

初音映莉子さん
初音映莉子 | A-Team.Inc(エーチーム)

山中崇さん
俳優|山中崇(TAKASHI YAMANAKA)- official site –

迫田孝也さん
迫田孝也 | HORIPRO

塚本幸男さん
塚本幸男プロフィール

春海四方さん
SIS company inc. Web

神野三鈴さん
神野三鈴オフィシャルサイト|Misuzu Kanno

素晴らしい舞台をありがとうございました。

アルカディア2016チラシ表
アルカディア2016チラシ表

  

アルカディア2016チラシ裏
アルカディア2016チラシ裏

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。