先日観た「オペラ座の怪人」の時もいましたが、お隣同士でひそひそ話をさていました。
舞台では大音量で役者さんが歌も歌われているけど、何列か向こうでしたが結構聞こえます。
私だけが気になるのかと思えば違ったようです。
答えは兵庫県立芸術文化センターのスタッフの説明に
開演前に、説明がありました。
いつもの撮影禁止やスマホや携帯の電源をオフにという説明の後に、
「劇場全体に音が響く構造になっております。舞台と同じように、客席の音が会場に響くのでご注意をお願いします!」
と。
なるほど!
こんな説明を各地の劇場でして欲しいです。
当たり前の事ですが
「あたり前田のクラッカー」となりますが、合点ができました。
劇場自体、全体が残響する設計になっているから、当然と言えば当然の答えです。
これからも、気をつけようと思います。
どうして音は響くの?
コンクリート壁の大きな体育館などで音を出すと、その音がしばらく残って聞こえます。
これは、まわりの壁で反射された音が重なるからなのです。
これを残響とよんでいます。
少しの残響は、私たちによい感じを与えてくれます。
そこで、コンサートホールや劇場では、壁や天井に適当な残響が残る工夫がされています。これに対して、スタジオなどでは音が残響するとよくないので、壁に吸音材を使って音が反射しない工夫をしています。
このような部屋を無響室といいます。吸音材とは、音を吸収してしまう材料のことで、グラスウール、フェルト、石こうボード、有孔板などがあり、それぞれちがった高さの音を吸収します。