結果を出す手技療法

KAATSU®が慢性疼痛、LONG-COVID などの治療に画期的な変化をもたらす理由:2025.3/26 ウェビナーBリプレイ

加圧トレーニング・加圧リハビリ・加圧サイクル・KAATSUは登録商標®です。

生成AIを使用し日本語に要約しました。

要約

加圧トレーニング(KAATSU)の原理や効果、具体的な使い方、病気別の活用法まで、より詳しく、分かりやすく解説します。

加圧トレーニング(KAATSU)とは?

原理

  • 腕や脚の付け根に加圧用のバンドを巻き、空気圧で軽く血流を制限
  • 動脈の血液は流れたまま、静脈の戻りが少し遅くなるように設計されている(他のBFR製品との違い)
  • これにより、血液が毛細血管(capillaries)に充満

身体の反応

  1. 血液が滞留 → 脳が「ストレス」と判断
  2. 脳が回復・再生ホルモンを分泌:
    • 成長ホルモン(HGH)
    • IGF-1(インスリン様成長因子)
    • アドレナリン
    • テストステロン
    • BDNF(脳神経成長因子)
    • βエンドルフィン(鎮痛作用)
    • 一酸化窒素(血管拡張)
  3. これらが全身に届き、ダメージのある場所へ届く
  4. 結果:回復促進、痛みの緩和、筋力アップなどの効果

加圧の基本的なやり方

「加圧サイクルモード」推奨(初心者・高齢者・疾患ありの方に特に重要)

  • 30秒加圧 → 5秒除圧、を自動で繰り返す
  • 痛みなし・安心・毎日継続可能
  • 通常1回5~10分程度

症状別・目的別の使い方

慢性痛(肩・腰・関節など)

  • 加圧=痛みの軽減(βエンドルフィン)
  • 特に関節リウマチや関節炎では「一時的な痛み緩和」が可能
  • 日常動作がラクになる

ポイント:

  • 毎朝・毎晩のルーティン化が効果的(例:コーヒーをいれながら腕に加圧バンド)

長期COVID/慢性疲労症候群(ME/CFS)

  • 過度な運動で悪化する人にも安全な運動代替法
  • 最初は「1日1サイクル」から。疲れないレベルで始める
  • 5分でも血流→脳→ホルモン→全身へ作用

ポイント:

  • 「運動していないように見える」けど、身体内部ではしっかり反応が起きている
  • 徐々にサイクル数を増やす。焦らずコツコツ

糖尿病(A1C)

  • KAATSUによりIGF-1が増え、A1C(ヘモグロビンA1c)が改善した例が多数
  • トリグリセリド(中性脂肪)も低下した報告あり
  • コレステロールについてはデータなし

筋肉の萎縮(高齢者・脊椎疾患・片麻痺など)

  • 筋力の少ない人でも安全にトレーニング可能
  • 通常の筋トレより軽い負荷で同等以上の効果
  • 片足だけ、片腕だけに使う「片側加圧(Single Limb KAATSU)」も可能

使用例:

  • 脊柱管狭窄症 → 加圧で筋肉が戻り、歩行改善
  • 片麻痺 → 麻痺側のみに加圧し、筋肉刺激

神経疾患、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、MS(多発性硬化症)など

  • KAATSU®は治療や治癒ではないが、「運動の代わりになる手段」
  • 軽い刺激 → 血流アップ → 神経系が少しずつ活性化
  • 症状の悪化を抑える可能性

例:

  • ALS患者が、KAATSUで筋肉を動かせるようになったケースあり
  • 耳装着型の血流センサーと併用予定

通常の運動や筋トレとの併用

KAATSU+筋トレのやり方(筋肥大目的):

  1. 1セット目:30回できる重量(軽い重量)
  2. 休憩:20秒以内
  3. 2セット目:15~20回
  4. 3セット目:10回前後
  5. 4セット目:限界(1~3回)

ポイント:

  • 筋肉痛ではなく「乳酸でパンパンになる感じ」が目安
  • 高重量でなくても十分効果がある

その他の使い方・Tips

  • コアトレ(腹筋)やピアノ、ギターなどの日常動作でもOK
  • 何もせず座っていても効果あり(とくに高齢者・疲れやすい人)
  • 加圧前に水分補給(コップ1杯以上)すると効果UP
  • マッサージや整体前にKAATSUを使うと筋肉がやわらかくなりやすい

まとめ

対象使用目的特徴
一般・高齢者筋力維持・転倒予防無理なく自宅でOK
LONG-COVID・(ME/CFS)回復・体力向上低圧・短時間から
糖尿病A1C改善IGF-1作用による変化
慢性痛・リウマチ痛み緩和βエンドルフィン分泌
神経疾患(ALS/MS)運動代替手段軽刺激でも効果
筋トレ筋肥大軽負荷+加圧で効率UP

LONG-COVID=新型コロナ後遺症、(ME/CFS)=筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群

  • -
    コピー

この記事を書いた人

アバター画像

村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。