結果を出す手技療法のパイオニア

70代男性 前回は腱板損傷 今回は10日前の肩関節脱臼でした

前回、腱板損傷から来る肩の痛みでした。2.3回で改善しました。

今回も手が上がらないと来院されました。

得意の腱板損傷の治療を行います。通常なら治療が終われば手が上がるのに上がりません。

もう一度触診や運動診をしたら、肩関節前方脱臼です!

加齢で脱臼しても激痛は出なく、手が上がらないのがつらい位です。

整復を試みましたが、肩が固まってダメです。麻酔下での整復になりますので整形外科へ行って貰います。

そこでダメだと総合病院で全身麻酔での整復となります。

肩関節も脱臼後直ぐなら徒手で整復できますが、数日経過すると困難になります。

今年、肩関節脱臼は2例目ですが全部高齢者です。

80代女性も以前から肩が痛い痛いと言われていて、検査で腱板損傷でしたが、今回は肩関節脱臼していて整復しました。

昔は若い人のケガでしたが、昨今は高齢者の腱板損傷で関節が緩んでの脱臼が増えて来た印象です。

長生きされる人が多いので、切れた腱板の縫合や、肩関節の関節包縫合の手術を積極的に考えられると良いです。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。