中年男性です。休日には10キロ程度のランニングをされています。
当初、膝の前側に腫れと膝裏に痛みがあります。
半月板の変性と判断し、高周波温熱(ラジオ波温熱)療法を6回施し軽快になってきました。
深く屈伸すると膝裏に痛みが出ると言われます。まだ走れません。
まだ膝蓋骨(膝の皿)の下の腫れは25-30%くらいあります。通常の治療や施術ですと、ここで様子を見ましょうと言われて終了となります。
当院では、ここからが施術の本領発揮です。健側と同じくらいに持って行くのが目標です。
少しの腫れを放置すると、直ぐ痛みが再発します。再発をくり返し段々治らない膝になります。
膝の状態を細かく観察すると、部分的に血行不良が見られました。こうなると、物理療法(電気治療)や手技療法では効果が期待できません。
それに対する施術を開始します。
都合、5回行い、深い屈伸を行っても痛みが出なくなりました。走れるようになりました。
膝のお皿の下の腫れも95-98%無くなりました。
腫れが2-5%残っていますが、これはランナーの膝と判断し、一旦施術は終了となります。
悪化させないためには、日頃の走った後のアイシングが重要になります。
気になる痛みが取れたことに患者さんは凄く喜ばれています。